◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆ 2016/03/12（土）発行
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週は4週ぶりの下落となったものの、悪くはない動きだったと言えるだろう。」
Ｍ「そうだな。3週連続で上げてきており、一服しても不思議はない。ただ大きく崩
れる事はなく、揉み合いだったといえるし、日経平均17000円付近で今週終えている
からな。」
Ｔ「ああ。今週はメジャーSQ週ということもあり、やや反乱含みだったといえるが
、しっかりと戻して終えている。」
Ｍ「下値を固めた格好だし、SQ値を大きく上回って引けているからな。」
Ｔ「そうだな。SQ値は16586.95円だった。」
Ｍ「それに大きなイベントの一つだったECB理事会も無事通過した。」
Ｔ「ああ。やや波乱要因になったものの、逆にそれが良かったようにも思える。」
Ｍ「そうだな。悪くいえば振るい落としの動きになったといえるし、良く言えば
回転が利いた格好だ。」
Ｔ「ECB理事会では想定通り追加緩和に踏み切ったが、緩和策は市場の期待以上の内容だった。」
Ｍ「ああ。まさにサプライズだ。それを好感して欧州株は買いで反応したんだが、
その後のドラギECB総裁の会見での発言を嫌気し派手に売られることになった。」
Ｔ「追加利下げは考えていないという発言が売りのきっかけとなったようだが、い
くら何でも過剰反応だ。」
Ｍ「ああ。追加緩和したばかりで、市場は早くも次の緩和を期待したんだろうか。
それにドラギECB総裁は追加緩和はもうしないといった訳じゃないしな。」
Ｔ「だよな。あくまでも更なる利下げの必要性は無いと考えているということであ
って、追加緩和を否定したわけではない。」
Ｍ「利下げは銀行には逆風になりやすいため、それを配慮した面もあるんだろう。
例え本当に更なる利下げをしないとしても、緩和策は他にもあるからな。」
Ｔ「そうだな。」
Ｍ「結局は、追加緩和期待で買われてきていただけに、出尽くし的な動きになった
ということだろう。」
Ｔ「そうだな。ドラギECB総裁の発言を機に、利益が乗っていた短期資金が手仕舞い
に動いたということだろう。」
Ｍ「それをうけ日本株は昨日安く始まったが、寄り後はしっかりと買われて上昇し
て引けている。ある意味、日本市場が冷静だったと言えるのかもな。」
Ｔ「まあ昨日は公的買いの思惑も出ていたようで、それで上げた面もあるかも知れ
ないが・・。」
Ｍ「ただ東証が毎日発表している空売り集計を見ると、空売り比率が昨日は大きく
減っていた。今年最低水準だ。」
Ｔ「ああ。ここ数日は空売り比率40%に行かない水準続けていたが、それでも40%近
くの高水準だった。でも昨日は33.2%まで大きく減少していた。」
Ｍ「これを見ても投機筋による動きが変わった可能性があるだろう。ECBの追加緩和を機にポジション変えてきたのか、もしくはメジャーSQ通過でポジション変えてき
たのか知らないが・・。」
Ｔ「確かに投機筋は、SQや金融政策を一つの目処としている向きも多いからな。そ
れらを機に相場の流れが変わることも多い。」
Ｍ「相場の流れが変わることが多いのは、投機筋の動きが変わってきている事も非
常に多い。つまりそれら重要イベントを機に、シナリオ変えてくる向きが多いとい
うことだ。」
Ｔ「つまり投資戦略を変えてくるということだな。」
Ｍ「今回買い狙いに変えてきたのか、それとも単に売り狙いをやめて買い戻しに動
いてきたのかは不明だが、いずれにしろ相場にとっては良い方向に変えてきたとい
えるだろう。」
Ｔ「昨日の欧州市場は派手に反発している。ECB総裁の発言を機に売り込まれた以上に、昨日は戻しており、改めて追加緩和を好感した格好だ。」
Ｍ「ああ。米国株も昨日は大きく上昇した。ダウとS&P500指数なんて終値ベースで
今年の高値を超えてきている。」
Ｔ「そうだな。やはりECBが打ち出した追加緩和策は好感できる内容だったというこ
とだろうな。」
Ｍ「ああ。もともと米国株は強かったが、欧州のサプライズ緩和で更に追い風が吹
いた格好だ。」
Ｔ「米国株が強ければ日本株にも当然追い風となる。だいぶ出遅れているけどな。
」
Ｍ「仕方ないだろう。為替の戻りが鈍すぎる。」
Ｔ「そうだな。依然として1ドル115円にも届いていないし、114円すらキープするの
が難しくなっている。」
Ｍ「年末は120円付近だったからな。為替が戻しきれないと日本株も年末の水準まで
戻すのは難しいだろう。」
Ｔ「せめて115円を超えてくれれば良いのだが・・。」
Ｍ「投機筋は依然としてドル売り円買いポジション積み上げている。シカゴ投機筋
の円先物ポジションは買越幅が8年ぶり高水準だ。」
Ｔ「来週には日銀会合、それに米FOMCを控えている。それを機に投機筋がポジショ
ン変化させてくる事に期待したいモンだ。」
Ｍ「そうだな。そろそろ国内企業の年度末に絡んだレパトリによる円買いドル売り
の流れも止まるだろう。そうなればドル売り圧力も和らぎ、円安へ向かいやすくな
る。」
Ｔ「ああ。そうなれば日本株の戻りももっと期待できるようになるからな。」
Ｍ「取りあえず来週はそれら日米の金融政策会合に注目だな。それをうけ戻り基調
強めてくるのか注目したい。」
Ｔ「そうだな。期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週は4週ぶりの下落となったものの、悪くはない動きだったと言えるだろう。」
Ｍ「そうだな。3週連続で上げてきており、一服しても不思議はない。ただ大きく崩
れる事はなく、揉み合いだったといえるし、日経平均17000円付近で今週終えている
からな。」
Ｔ「ああ。今週はメジャーSQ週ということもあり、やや反乱含みだったといえるが
、しっかりと戻して終えている。」
Ｍ「下値を固めた格好だし、SQ値を大きく上回って引けているからな。」
Ｔ「そうだな。SQ値は16586.95円だった。」
Ｍ「それに大きなイベントの一つだったECB理事会も無事通過した。」
Ｔ「ああ。やや波乱要因になったものの、逆にそれが良かったようにも思える。」
Ｍ「そうだな。悪くいえば振るい落としの動きになったといえるし、良く言えば
回転が利いた格好だ。」
Ｔ「ECB理事会では想定通り追加緩和に踏み切ったが、緩和策は市場の期待以上の内容だった。」
Ｍ「ああ。まさにサプライズだ。それを好感して欧州株は買いで反応したんだが、
その後のドラギECB総裁の会見での発言を嫌気し派手に売られることになった。」
Ｔ「追加利下げは考えていないという発言が売りのきっかけとなったようだが、い
くら何でも過剰反応だ。」
Ｍ「ああ。追加緩和したばかりで、市場は早くも次の緩和を期待したんだろうか。
それにドラギECB総裁は追加緩和はもうしないといった訳じゃないしな。」
Ｔ「だよな。あくまでも更なる利下げの必要性は無いと考えているということであ
って、追加緩和を否定したわけではない。」
Ｍ「利下げは銀行には逆風になりやすいため、それを配慮した面もあるんだろう。
例え本当に更なる利下げをしないとしても、緩和策は他にもあるからな。」
Ｔ「そうだな。」
Ｍ「結局は、追加緩和期待で買われてきていただけに、出尽くし的な動きになった
ということだろう。」
Ｔ「そうだな。ドラギECB総裁の発言を機に、利益が乗っていた短期資金が手仕舞い
に動いたということだろう。」
Ｍ「それをうけ日本株は昨日安く始まったが、寄り後はしっかりと買われて上昇し
て引けている。ある意味、日本市場が冷静だったと言えるのかもな。」
Ｔ「まあ昨日は公的買いの思惑も出ていたようで、それで上げた面もあるかも知れ
ないが・・。」
Ｍ「ただ東証が毎日発表している空売り集計を見ると、空売り比率が昨日は大きく
減っていた。今年最低水準だ。」
Ｔ「ああ。ここ数日は空売り比率40%に行かない水準続けていたが、それでも40%近
くの高水準だった。でも昨日は33.2%まで大きく減少していた。」
Ｍ「これを見ても投機筋による動きが変わった可能性があるだろう。ECBの追加緩和を機にポジション変えてきたのか、もしくはメジャーSQ通過でポジション変えてき
たのか知らないが・・。」
Ｔ「確かに投機筋は、SQや金融政策を一つの目処としている向きも多いからな。そ
れらを機に相場の流れが変わることも多い。」
Ｍ「相場の流れが変わることが多いのは、投機筋の動きが変わってきている事も非
常に多い。つまりそれら重要イベントを機に、シナリオ変えてくる向きが多いとい
うことだ。」
Ｔ「つまり投資戦略を変えてくるということだな。」
Ｍ「今回買い狙いに変えてきたのか、それとも単に売り狙いをやめて買い戻しに動
いてきたのかは不明だが、いずれにしろ相場にとっては良い方向に変えてきたとい
えるだろう。」
Ｔ「昨日の欧州市場は派手に反発している。ECB総裁の発言を機に売り込まれた以上に、昨日は戻しており、改めて追加緩和を好感した格好だ。」
Ｍ「ああ。米国株も昨日は大きく上昇した。ダウとS&P500指数なんて終値ベースで
今年の高値を超えてきている。」
Ｔ「そうだな。やはりECBが打ち出した追加緩和策は好感できる内容だったというこ
とだろうな。」
Ｍ「ああ。もともと米国株は強かったが、欧州のサプライズ緩和で更に追い風が吹
いた格好だ。」
Ｔ「米国株が強ければ日本株にも当然追い風となる。だいぶ出遅れているけどな。
」
Ｍ「仕方ないだろう。為替の戻りが鈍すぎる。」
Ｔ「そうだな。依然として1ドル115円にも届いていないし、114円すらキープするの
が難しくなっている。」
Ｍ「年末は120円付近だったからな。為替が戻しきれないと日本株も年末の水準まで
戻すのは難しいだろう。」
Ｔ「せめて115円を超えてくれれば良いのだが・・。」
Ｍ「投機筋は依然としてドル売り円買いポジション積み上げている。シカゴ投機筋
の円先物ポジションは買越幅が8年ぶり高水準だ。」
Ｔ「来週には日銀会合、それに米FOMCを控えている。それを機に投機筋がポジショ
ン変化させてくる事に期待したいモンだ。」
Ｍ「そうだな。そろそろ国内企業の年度末に絡んだレパトリによる円買いドル売り
の流れも止まるだろう。そうなればドル売り圧力も和らぎ、円安へ向かいやすくな
る。」
Ｔ「ああ。そうなれば日本株の戻りももっと期待できるようになるからな。」
Ｍ「取りあえず来週はそれら日米の金融政策会合に注目だな。それをうけ戻り基調
強めてくるのか注目したい。」
Ｔ「そうだな。期待したいモンだ。」
