◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆ 2016/10/01（土）発行
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
Ｔ「今週は不安定な一週間だったといえる。9月中間期末となる週だけに、動きにく
さもあったようだ。」
Ｍ「そうだな。上げたり下げたりと方向性は出ず、相変わらず揉み合い相場が続い
たと言う格好だ。週間ベースでは下落しているが、昨日の米国は大きく反発してお
り、週明けの日本株も反発が想定される。」
Ｔ「まあ今週下げたといえ、中間配当落ちもあるからな。それを考慮しても下げて
はいるが、基本的に流れが変わったわけではないからな。まあ揉み合いの流れとい
うことだが・・。」
Ｍ「ただ今週は危なっかしかったといえるだろう。ドイツ銀行懸念が強まり、ドイ
ツ株は過去最安値を更新している。」
Ｔ「ああ。ドイツ銀行は米司法省から過去の住宅ローン担保証券に絡んで巨額の和
解案が提示されているが、ドイツ銀行が公的支援を要請するのではとの思惑も浮上
した。」
Ｍ「それに対してドイツのメルケル首相は公的支援の可能性を否定したと伝わった
。ドイツ銀行も公的支援要請は否定している。」
Ｔ「いずれにしろ、それら一連の報道で再びドイツ銀行懸念が意識された格好だ。」
Ｍ「ああ。欧米や日本市場でも金融株の重しとなり、リスクオフの動き見せる日も
見られていた。」
Ｔ「それでも全体的に大きく崩れなかったのは、好材料もあったためだな。」
Ｍ「そうだな。今週米国では大統領候補のクリントン氏とトランプ氏の第1回テレビ
討論会が行われた。」
Ｔ「そのテレビ討論会では、さすがクリントン氏という印象で、クリントン氏優勢
という見方が多かったといえる。」
Ｍ「さすがクリントン氏というより、トランプ氏大丈夫かという印象だけどな。い
ずれにしろ懸念されていた展開とはならず、米国株などには買い安心感に繋がった
。」
Ｔ「やはり米国でもトランプ大統領誕生は大きなリスクだと見ているようだな。」
Ｍ「そうだろうな。もしトランプ大統領誕生となれば、世界的にリスクオフの動き
になると見られている。如何せん、バリバリ不透明感強まるからな。米国経済など
への影響が・・。」
Ｔ「だよな。以前、クリントン氏がイベント中に体調不良で途中退場したため、や
はり健康面での不安が意識されている。テレビ討論会でその懸念が意識されるよう
な感じだとヤバイと言われていたが、第1回テレビ討論会では問題はなかった。」
Ｍ「内容的にもクリントン氏が圧倒していたように思える。見方は様々だが、取り
あえずクリントン氏優勢という見方が多かったのは確かだ。」
Ｔ「まだ決まった訳じゃないが、取りあえず一つの懸念が後退したことで米国株は
追い風となっている。」
Ｍ「それともう一つ、今週はサプライズがあった。」
Ｔ「ああ。OPEC減産合意だな。」
Ｍ「これは驚きだろう。直前まで合意は難しいとの見方が大半で、原油相場も警戒
感から軟調気味だった。」
Ｔ「ところが合意だからな。しかも実質減産での合意だ。減産されれば8年ぶりとな
る。」
Ｍ「ただ内容的にはまだまだ不透明だな。具体的な詳細は全く決まっていないし、
11月末のOPEC定例総会で正式合意目指すとのことだが、最終的には合意できるかは不透明だ。」
Ｔ「だろうな。ただ取りあえずは期待感は繋がった格好だ。」
Ｍ「そうだな。それにより原油相場は連日堅調推移となっているし、米国市場では
エネルギー関連株に追い風だ。」
Ｔ「米国はエネルギー関連企業結構多いし、それが全体相場に影響を与えることも
少なくないからな。」
Ｍ「ああ。エネルギー関連企業での雇用も多いし、原油相場の上昇は米国市場に追
い風となる事も多い。まあ、あまり高くなると個人消費に悪影響となるが・・・。」
Ｔ「そう考えると今週結構いろいろあったな。ドイツ銀行懸念強まるも、米次期大
統領懸念が後退し、OPEC減産合意で原油高となったことで相殺した。」
Ｍ「今週は何とか凌いだといえるが、来週以降はまた不透明だろうな。ドイツ銀行
株は昨日切り返してプラス引けとなっているが、懸念が払拭された訳じゃないし、
米大統領問題だって、10月はあと2回、テレビ討論会あるわけだからな。」
Ｔ「ああ。トランプ氏が巻き返してくる恐れも否めない。」
Ｍ「それに10月は企業決算発表も米国や日本で始まる。」
Ｔ「日本は本格的な決算発表シーズンは10月下旬からだが、米国は10/11のアルコア決算発表から本格化する。」
Ｍ「まずはそれら注目だな。企業業績しっかりなら、当然米国株には追い風となる
し、米国株しっかりなら日本株にも追い風だ。」
Ｔ「そうだな。日本市場は8月、9月と揉み合い相場続けているが、10月はどちらか
に揉み合い離れしてくる可能性もあるかもな。」
Ｍ「まあどちらに離れて来るのかが問題だが・・・。取りあえず週明けから名実共
に10月相場入りとなり、日本では下期入りだ。」
Ｔ「それにより機関投資家も動きやすくはなるだろうからな。来週の相場期待した
いモンだ。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
Ｔ「今週は不安定な一週間だったといえる。9月中間期末となる週だけに、動きにく
さもあったようだ。」
Ｍ「そうだな。上げたり下げたりと方向性は出ず、相変わらず揉み合い相場が続い
たと言う格好だ。週間ベースでは下落しているが、昨日の米国は大きく反発してお
り、週明けの日本株も反発が想定される。」
Ｔ「まあ今週下げたといえ、中間配当落ちもあるからな。それを考慮しても下げて
はいるが、基本的に流れが変わったわけではないからな。まあ揉み合いの流れとい
うことだが・・。」
Ｍ「ただ今週は危なっかしかったといえるだろう。ドイツ銀行懸念が強まり、ドイ
ツ株は過去最安値を更新している。」
Ｔ「ああ。ドイツ銀行は米司法省から過去の住宅ローン担保証券に絡んで巨額の和
解案が提示されているが、ドイツ銀行が公的支援を要請するのではとの思惑も浮上
した。」
Ｍ「それに対してドイツのメルケル首相は公的支援の可能性を否定したと伝わった
。ドイツ銀行も公的支援要請は否定している。」
Ｔ「いずれにしろ、それら一連の報道で再びドイツ銀行懸念が意識された格好だ。」
Ｍ「ああ。欧米や日本市場でも金融株の重しとなり、リスクオフの動き見せる日も
見られていた。」
Ｔ「それでも全体的に大きく崩れなかったのは、好材料もあったためだな。」
Ｍ「そうだな。今週米国では大統領候補のクリントン氏とトランプ氏の第1回テレビ
討論会が行われた。」
Ｔ「そのテレビ討論会では、さすがクリントン氏という印象で、クリントン氏優勢
という見方が多かったといえる。」
Ｍ「さすがクリントン氏というより、トランプ氏大丈夫かという印象だけどな。い
ずれにしろ懸念されていた展開とはならず、米国株などには買い安心感に繋がった
。」
Ｔ「やはり米国でもトランプ大統領誕生は大きなリスクだと見ているようだな。」
Ｍ「そうだろうな。もしトランプ大統領誕生となれば、世界的にリスクオフの動き
になると見られている。如何せん、バリバリ不透明感強まるからな。米国経済など
への影響が・・。」
Ｔ「だよな。以前、クリントン氏がイベント中に体調不良で途中退場したため、や
はり健康面での不安が意識されている。テレビ討論会でその懸念が意識されるよう
な感じだとヤバイと言われていたが、第1回テレビ討論会では問題はなかった。」
Ｍ「内容的にもクリントン氏が圧倒していたように思える。見方は様々だが、取り
あえずクリントン氏優勢という見方が多かったのは確かだ。」
Ｔ「まだ決まった訳じゃないが、取りあえず一つの懸念が後退したことで米国株は
追い風となっている。」
Ｍ「それともう一つ、今週はサプライズがあった。」
Ｔ「ああ。OPEC減産合意だな。」
Ｍ「これは驚きだろう。直前まで合意は難しいとの見方が大半で、原油相場も警戒
感から軟調気味だった。」
Ｔ「ところが合意だからな。しかも実質減産での合意だ。減産されれば8年ぶりとな
る。」
Ｍ「ただ内容的にはまだまだ不透明だな。具体的な詳細は全く決まっていないし、
11月末のOPEC定例総会で正式合意目指すとのことだが、最終的には合意できるかは不透明だ。」
Ｔ「だろうな。ただ取りあえずは期待感は繋がった格好だ。」
Ｍ「そうだな。それにより原油相場は連日堅調推移となっているし、米国市場では
エネルギー関連株に追い風だ。」
Ｔ「米国はエネルギー関連企業結構多いし、それが全体相場に影響を与えることも
少なくないからな。」
Ｍ「ああ。エネルギー関連企業での雇用も多いし、原油相場の上昇は米国市場に追
い風となる事も多い。まあ、あまり高くなると個人消費に悪影響となるが・・・。」
Ｔ「そう考えると今週結構いろいろあったな。ドイツ銀行懸念強まるも、米次期大
統領懸念が後退し、OPEC減産合意で原油高となったことで相殺した。」
Ｍ「今週は何とか凌いだといえるが、来週以降はまた不透明だろうな。ドイツ銀行
株は昨日切り返してプラス引けとなっているが、懸念が払拭された訳じゃないし、
米大統領問題だって、10月はあと2回、テレビ討論会あるわけだからな。」
Ｔ「ああ。トランプ氏が巻き返してくる恐れも否めない。」
Ｍ「それに10月は企業決算発表も米国や日本で始まる。」
Ｔ「日本は本格的な決算発表シーズンは10月下旬からだが、米国は10/11のアルコア決算発表から本格化する。」
Ｍ「まずはそれら注目だな。企業業績しっかりなら、当然米国株には追い風となる
し、米国株しっかりなら日本株にも追い風だ。」
Ｔ「そうだな。日本市場は8月、9月と揉み合い相場続けているが、10月はどちらか
に揉み合い離れしてくる可能性もあるかもな。」
Ｍ「まあどちらに離れて来るのかが問題だが・・・。取りあえず週明けから名実共
に10月相場入りとなり、日本では下期入りだ。」
Ｔ「それにより機関投資家も動きやすくはなるだろうからな。来週の相場期待した
いモンだ。」
