2040年、アジアの大国は中国ではなく日本―米メディア

2040年、アジアの大国は中国ではなく日本―米メディア

中国・環球時報は9日、米メディアの報道を引用し、「2040年、アジアの大国は中国ではなく日本」と伝えた。写真は東京。

同じ東アジアということで、急速に台頭する中国と先進国の日本はたびたび比較される。経済が停滞した日本よりも、依然として成長を続けている中国に肯定的な見方もあるが、中国・環球時報は9日、米メディア・ビジネスインサイダーの報道を引用し、「2040年、アジアの大国は中国ではなく日本」と伝えた。


環球時報によると、中国について「中国の国内総生産GDP)は各地で貢献度にばらつきがある。人口の多さと広大な国土は中国にとってもろ刃の剣である。多くの優勢な面がある一方で、大陸国家である中国は外敵から身を守るために安全分野を強化しなくてはならない」と評価している。


一方日本については、「東京の収入水準は平均よりも高いが、全体的に見て日本は中国に比べ貧富の格差は小さい。日本にとって最大の問題は、食品や原材料を輸入に依存しているということだろう」と指摘した。

そして双方を比較し、「日本の高齢化が問題だと指摘する声もあるが、それは中国も同じだ。

日本は世界で最も人工知能の研究に力を入れている国の1つであり、海洋国家であるため、外敵の脅威は中国ほどではない。国の活力や重要性の点から見ると日本は中国に劣るが、今後日本は自国の優勢を徐々に強め、2040にはアジアの主要な大国になるだろう」と結論付けた。

(翻訳・編集/内山)