◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆2017.02.18
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週の日本市場は弱含みの展開となった。」
Ｍ「ああ。先週末良い形で終えただけに、上離れを期待されたんだが、相変わらず
上値は重かったといえる。」
Ｔ「そうだな。日経平均19500円台乗せる場面もあったものの、その水準では買い
手は乏しく上値は追えなかった。」
Ｍ「逆に上値の重さを嫌気した売りが強まり、結局今週は下げて引けている。」
Ｔ「米国株が今週も堅調だったといえ、それが支えになったんだが・・。」
Ｍ「ああ。米国株は引き続き大型減税などの政策期待が強く、トランプラリーが続
いている格好だ。」
Ｔ「ダウなんて昨日まで7連騰しており、連日で史上最高値更新中だ。」
Ｍ「ナスダック指数も強く、一昨日こそ下げたものの小幅安程度だったし、昨日は
しっかり反発し、やはり史上最高値更新している。」
Ｔ「米国株は強かったものの、為替市場ではドルが伸び悩み、逆に円が強く日本株
の重しとなっている。」
Ｍ「そうだな。ただドルが買われる材料は今週結構あったと言えるんだが・・。」
Ｔ「だよな。注目されたイエレンFRB議長の議会証言では、市場予測とは裏腹に、早
期利上げの可能性も示したような発言が見られた。」
Ｍ「ああ。思った以上にタカ派寄りの議会証言だったとの見方が多い。それをうけ
て一時素直にドルが買われて、ドル円は1ドル115円に迫る場面も見られた。」
Ｔ「しかし、そこが壁となりドルは失速している。」
Ｍ「逆にドル売りに繋がっており、ドル円は円高方向に戻してきてしまった。」
Ｔ「米経済指標も強いものが結構多かったと言えるんだが、やはりドル買いに繋が
っていない。」
Ｍ「イエレンFRB議長の議会証言をうけて、3月FOMCでの利上げの可能性もあるよう
な状況にもかかわらずドルが買われない。この動きはちょっとイヤだよな。」
Ｔ「だよな。ただイエレンFRB議長の議会証言をうけても3月の利上げは無いとの見
方がまだ多いようだ。」
Ｍ「そのようだな。それにトランプ大統領によるドル高牽制への警戒も強いとの見
方もある。それがドルの重しとなっていると・・・。」
Ｔ「投機筋による円先物の売り越し枚数は7週続けて縮小している。投機筋は昨年
11月からのトランプラリーで円売りポジション積み上げてきたが、最近はめっきり
手仕舞いによる円先物の買い戻しが優勢となっている。」
Ｍ「新たに円売りポジション積み上げようとする動きは乏しいようだ。」
Ｔ「そうだな。そういった投機筋の円売りポジションの手仕舞いが、円の買い圧力
に繋がり、ドルの重しとなっているとの見方もある。」
Ｍ「それに今週は通貨オプションの影響もあったとの声も聞かれた。今週ドル円は
1ドル115円近くまで円安進行したものの、その水準では行使価格1ドル115円を防戦
する強い動きが見られていたようで、それがドルの重しとなった面もあるようだ。」
Ｔ「ただ、それは既に行使期間を迎えただけに、来週はその手の動きは見られない
んだろ。」
Ｍ「そうだな。それだけにドルが軽くなる機体はあるが、ここまで円高に戻してい
るだけに、再度1ドル115円近くまで戻せる新たな材料が乏しいからな。」
Ｔ「確かにそうだな。いずれにしろ今週の動き見ても日本株の更なる上昇は、やは
り円安が必要に思える。」
Ｍ「まあ今週は円高が重しとなったほかに、東芝ショックも影響しているとの見方
もあるけどな。」
Ｔ「確かに多少はありそうだ。今週14日に予定していた東芝の決算が急遽見送られ
た。」
Ｍ「まさにドタキャンだ。開示できる状況にないなんて、当日のしかも予定されて
いた発表時間過ぎてから明らかにするなんて・・。」
Ｔ「結局、その日の開示は出来ず、延期することが決まった。その後には、3月末ま
で債務超過回避出来ず、東証2部に脱落必至との見方も強まり、東芝株は叩き売られ
ている。」
Ｍ「心理的に全体相場の重しとなった可能性は確かにあるかもな。」
Ｔ「まあ来週は東芝ショックも落ち着くだろうし、しっかりと日経平均やTOPIX切り
返して欲しいところだが・・。やはり為替が重しとなりそうだ。」
Ｍ「だろうな。結局トランプ待ちという感じになりそうだ。期待以上の大型減税を
含めた税制改革案が明らかになり、財政懸念から米債券が売られ金利上昇、ドル買
いという流れになるという期待だな。」
Ｔ「市場では月末に予定されているトランプ大統領の議会演説の際に税制改革案が
明らかにされるのではとの見方が多い。となれば、それまでは動きにくい状況か。」
Ｍ「そうだな。ただ市場では期待以上の税制改革案なんて出てこないのではとの見
方も多い。結局、トランプ大統領自身が市場を煽るような言い方をしたことで、ハ
ードルはかなり高くなっている。それを越えられる案が出せるのかどうか・・。」
Ｔ「仮に出しても、そんなん実現不可能だろって見られてしまっては意味がない。」
Ｍ「それだけに、税制改革案明らかにされれば失望、もしくは出尽くしになるとの
見方もある。」
Ｔ「そうなると、米国株は売られ、ドルも売られそうだな。」
Ｍ「ああ。結果円高で日本株安という展開が懸念される。まあ現状、ドルが重く円
高圧力強い要因は、もしかすればそういった展開への懸念が背景にあるのかも知れ
ないけどな。」
Ｔ「いずれにしろ今は、待ち、という状況なんだろうな。」
Ｍ「そうだな。取りあえず来週、為替や日本株がどういう動き見せるのか注目だな
。米国株の強さが続くのかも見物だ。」
Ｔ「ああ。期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週の日本市場は弱含みの展開となった。」
Ｍ「ああ。先週末良い形で終えただけに、上離れを期待されたんだが、相変わらず
上値は重かったといえる。」
Ｔ「そうだな。日経平均19500円台乗せる場面もあったものの、その水準では買い
手は乏しく上値は追えなかった。」
Ｍ「逆に上値の重さを嫌気した売りが強まり、結局今週は下げて引けている。」
Ｔ「米国株が今週も堅調だったといえ、それが支えになったんだが・・。」
Ｍ「ああ。米国株は引き続き大型減税などの政策期待が強く、トランプラリーが続
いている格好だ。」
Ｔ「ダウなんて昨日まで7連騰しており、連日で史上最高値更新中だ。」
Ｍ「ナスダック指数も強く、一昨日こそ下げたものの小幅安程度だったし、昨日は
しっかり反発し、やはり史上最高値更新している。」
Ｔ「米国株は強かったものの、為替市場ではドルが伸び悩み、逆に円が強く日本株
の重しとなっている。」
Ｍ「そうだな。ただドルが買われる材料は今週結構あったと言えるんだが・・。」
Ｔ「だよな。注目されたイエレンFRB議長の議会証言では、市場予測とは裏腹に、早
期利上げの可能性も示したような発言が見られた。」
Ｍ「ああ。思った以上にタカ派寄りの議会証言だったとの見方が多い。それをうけ
て一時素直にドルが買われて、ドル円は1ドル115円に迫る場面も見られた。」
Ｔ「しかし、そこが壁となりドルは失速している。」
Ｍ「逆にドル売りに繋がっており、ドル円は円高方向に戻してきてしまった。」
Ｔ「米経済指標も強いものが結構多かったと言えるんだが、やはりドル買いに繋が
っていない。」
Ｍ「イエレンFRB議長の議会証言をうけて、3月FOMCでの利上げの可能性もあるよう
な状況にもかかわらずドルが買われない。この動きはちょっとイヤだよな。」
Ｔ「だよな。ただイエレンFRB議長の議会証言をうけても3月の利上げは無いとの見
方がまだ多いようだ。」
Ｍ「そのようだな。それにトランプ大統領によるドル高牽制への警戒も強いとの見
方もある。それがドルの重しとなっていると・・・。」
Ｔ「投機筋による円先物の売り越し枚数は7週続けて縮小している。投機筋は昨年
11月からのトランプラリーで円売りポジション積み上げてきたが、最近はめっきり
手仕舞いによる円先物の買い戻しが優勢となっている。」
Ｍ「新たに円売りポジション積み上げようとする動きは乏しいようだ。」
Ｔ「そうだな。そういった投機筋の円売りポジションの手仕舞いが、円の買い圧力
に繋がり、ドルの重しとなっているとの見方もある。」
Ｍ「それに今週は通貨オプションの影響もあったとの声も聞かれた。今週ドル円は
1ドル115円近くまで円安進行したものの、その水準では行使価格1ドル115円を防戦
する強い動きが見られていたようで、それがドルの重しとなった面もあるようだ。」
Ｔ「ただ、それは既に行使期間を迎えただけに、来週はその手の動きは見られない
んだろ。」
Ｍ「そうだな。それだけにドルが軽くなる機体はあるが、ここまで円高に戻してい
るだけに、再度1ドル115円近くまで戻せる新たな材料が乏しいからな。」
Ｔ「確かにそうだな。いずれにしろ今週の動き見ても日本株の更なる上昇は、やは
り円安が必要に思える。」
Ｍ「まあ今週は円高が重しとなったほかに、東芝ショックも影響しているとの見方
もあるけどな。」
Ｔ「確かに多少はありそうだ。今週14日に予定していた東芝の決算が急遽見送られ
た。」
Ｍ「まさにドタキャンだ。開示できる状況にないなんて、当日のしかも予定されて
いた発表時間過ぎてから明らかにするなんて・・。」
Ｔ「結局、その日の開示は出来ず、延期することが決まった。その後には、3月末ま
で債務超過回避出来ず、東証2部に脱落必至との見方も強まり、東芝株は叩き売られ
ている。」
Ｍ「心理的に全体相場の重しとなった可能性は確かにあるかもな。」
Ｔ「まあ来週は東芝ショックも落ち着くだろうし、しっかりと日経平均やTOPIX切り
返して欲しいところだが・・。やはり為替が重しとなりそうだ。」
Ｍ「だろうな。結局トランプ待ちという感じになりそうだ。期待以上の大型減税を
含めた税制改革案が明らかになり、財政懸念から米債券が売られ金利上昇、ドル買
いという流れになるという期待だな。」
Ｔ「市場では月末に予定されているトランプ大統領の議会演説の際に税制改革案が
明らかにされるのではとの見方が多い。となれば、それまでは動きにくい状況か。」
Ｍ「そうだな。ただ市場では期待以上の税制改革案なんて出てこないのではとの見
方も多い。結局、トランプ大統領自身が市場を煽るような言い方をしたことで、ハ
ードルはかなり高くなっている。それを越えられる案が出せるのかどうか・・。」
Ｔ「仮に出しても、そんなん実現不可能だろって見られてしまっては意味がない。」
Ｍ「それだけに、税制改革案明らかにされれば失望、もしくは出尽くしになるとの
見方もある。」
Ｔ「そうなると、米国株は売られ、ドルも売られそうだな。」
Ｍ「ああ。結果円高で日本株安という展開が懸念される。まあ現状、ドルが重く円
高圧力強い要因は、もしかすればそういった展開への懸念が背景にあるのかも知れ
ないけどな。」
Ｔ「いずれにしろ今は、待ち、という状況なんだろうな。」
Ｍ「そうだな。取りあえず来週、為替や日本株がどういう動き見せるのか注目だな
。米国株の強さが続くのかも見物だ。」
Ｔ「ああ。期待したいモンだ。」
