◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆2017.05.13
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「ＧＷ明けとなる今週の日本市場は堅調だったといえる。とは言っても週明けに
派手に上げた後は揉み合いだったと言えるが。」
Ｍ「そうだな。ＧＷ中、為替が大きく円安へ振れていたことや欧米株が堅調だった
こと、更にフランス大統領選の決戦投票が波乱なく想定通りマクロン候補が圧勝し
たことが好感された。」
Ｔ「日経平均は踏み上げ的な動きも加わって節目の2万円近くまで上昇した。」
Ｍ「今週は週末にオプションＳＱを控えていたこともプラスに影響していると思わ
れる。」
Ｔ「だろうな。コールオプションをショートしていた向きには、ヘッジ的に先物買
わざるを得ない向きも少なくない。」
Ｍ「ただ2万円は結局付けられずだ。日経先物は夜間取引や場中にも2万円付ける場
面は見られたんだが、現物株が付いてこれなかった。」
Ｔ「それに、2万円付近では日経リンク債の早期償還に絡んだ先物売り圧力が非常に
強いとのことが重しとなっているとの今週は市場で話題になっていた。」
Ｍ「そうだな。そういったこともあり、2万円付近ではなかなか現物株も買いにくい
んだろう。逆に手仕舞いするタイミングになってしまう面もあり、そういった売り
も重しとなっている。」
Ｔ「例え2万円乗せてきたとしても、先物売り圧力は弱まらないとの見方も多い。」
Ｍ「だろうな。日経平均2万円をノックアウト価格とするリンク債だけでなく、2万
100円とか2万円超のノックアウト価格となっているリンク債も非常に多いようだか
らな。」
Ｔ「どうしてもノックアウト価格付近では売り圧力が強まることから、例え2万円越
えてきても、売り圧力の強さは続く恐れもある。」
Ｍ「ただ仮にそれをこなして上げて行ければ、かなり強い買いが入っているといえ
、更なる上値余地も期待される。」
Ｔ「そうだな。今週は急ピッチに上昇してきたこともあり、上値重くなるのも無理
はないが、大きく崩れているわけでもないからな。来週以降、期待は残る。」
Ｍ「まあ、ＳＱ値が2万円付近で幻になってしまったことが気掛かりだが・・。ＳＱ
通過で流れが悪い方向に変わらなければ良いけどな。」
Ｔ「確かに・・。ＳＱを境にヘッジファンドなど投機筋の動向が変化することも少
なくないからな。」
Ｍ「それにここに来て米国株が重くなってきたのも気掛かりだ。相変わらず好業績
が多いＩＴ関連株には堅調目立ち、ナスダック指数はしっかりとなっているが・・
。」
Ｔ「そうだな。ダウは昨日まで４日続落している。小売企業には弱い決算も目立っ
ており、昨日発表された４月小売売上高も弱かった。」
Ｍ「先週発表された米新車販売も良くないし、米個人消費にピーク感が意識される
とやっかいだな。」
Ｔ「ああ。米個人消費が米国経済を支えているとも言えるだけに、個人消費鈍化し
てくると確かに懸念だ。」
Ｍ「やはり日本株にとっても米国経済の強さが支えといえるからな。」
Ｔ「それに米国経済強ければ、ドルは買われやすく円安になりやすいといえ、それ
も当然日本株には追い風になる。」
Ｍ「ここに来て中国経済への懸念も出てきているだけに、米国経済まで頭打ちにな
ってくると非常にやっかいだ。」
Ｔ「そうだな。まあ米国経済頭打ちとなったとしても、それで減速していくとは限
らないけどな。」
Ｍ「ああ。踊り場になり、その後再び経済拡大していくということも当然あり得る
。」
Ｔ「いずれにしろ、米国経済が頭打ちと決めるのも時期尚早だろう。」
Ｍ「ただ今後の経済指標は注視する必要は当然ある。」
Ｔ「米国は６月にも再利上げが見込まれているだけに、そのシナリオ崩れるのは逆
にやっかいだからな。」
Ｍ「そうだな。今年はあと２回の利上げが見込まれているが、それが減るようなら
ば米国経済への警戒が強まってしまう恐れもあるからな。」
Ｔ「逆に利上げ回数増えるようなら、それはそれで米国株には重しになりそうだ。
」
Ｍ「ここに来て世界的に金融引き締めの流れになってきており、その流れが変わる
のは確かに良くない。」
Ｔ「世界的に金融引き締めの流れになるということは、それだけ世界経済が堅調と
言うことが言えるわけだからな。」
Ｍ「ああ。米国は既に引き締めの流れになっているが、欧州も来月にも出口戦略示
してくる可能性も言われている。日本でも出口に関して意識する向き増えてきてい
る。」
Ｔ「確かに・・。先日、黒田日銀総裁が衆院財務金融委員会で、いずれ必要となる
出口戦略に関して今後検討していきたいとの発言をしている。」
Ｍ「ああ。金融緩和政策を解除していく方向に動いていくのは株式市場にとって、
当然重しとなることだが、このまま大規模な量的緩和政策続けていく方がある意味
リスクとも言えるだけに、順調に出口に向かえるなら悪くはないことだ。」
Ｔ「それだけに米国経済含め、このまま経済拡大が続いていけば良いけどな。」
Ｍ「そうだな。来週も米小売企業の決算発表が続くし、経済指標も結構ある。それ
だけに懸念とも言えるものの、逆に強いモノが相次げば過度な懸念が後退するから
な。」
Ｔ「そう期待したいモンだ。また来週日経平均２万円付けに来るかも注目したい。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「ＧＷ明けとなる今週の日本市場は堅調だったといえる。とは言っても週明けに
派手に上げた後は揉み合いだったと言えるが。」
Ｍ「そうだな。ＧＷ中、為替が大きく円安へ振れていたことや欧米株が堅調だった
こと、更にフランス大統領選の決戦投票が波乱なく想定通りマクロン候補が圧勝し
たことが好感された。」
Ｔ「日経平均は踏み上げ的な動きも加わって節目の2万円近くまで上昇した。」
Ｍ「今週は週末にオプションＳＱを控えていたこともプラスに影響していると思わ
れる。」
Ｔ「だろうな。コールオプションをショートしていた向きには、ヘッジ的に先物買
わざるを得ない向きも少なくない。」
Ｍ「ただ2万円は結局付けられずだ。日経先物は夜間取引や場中にも2万円付ける場
面は見られたんだが、現物株が付いてこれなかった。」
Ｔ「それに、2万円付近では日経リンク債の早期償還に絡んだ先物売り圧力が非常に
強いとのことが重しとなっているとの今週は市場で話題になっていた。」
Ｍ「そうだな。そういったこともあり、2万円付近ではなかなか現物株も買いにくい
んだろう。逆に手仕舞いするタイミングになってしまう面もあり、そういった売り
も重しとなっている。」
Ｔ「例え2万円乗せてきたとしても、先物売り圧力は弱まらないとの見方も多い。」
Ｍ「だろうな。日経平均2万円をノックアウト価格とするリンク債だけでなく、2万
100円とか2万円超のノックアウト価格となっているリンク債も非常に多いようだか
らな。」
Ｔ「どうしてもノックアウト価格付近では売り圧力が強まることから、例え2万円越
えてきても、売り圧力の強さは続く恐れもある。」
Ｍ「ただ仮にそれをこなして上げて行ければ、かなり強い買いが入っているといえ
、更なる上値余地も期待される。」
Ｔ「そうだな。今週は急ピッチに上昇してきたこともあり、上値重くなるのも無理
はないが、大きく崩れているわけでもないからな。来週以降、期待は残る。」
Ｍ「まあ、ＳＱ値が2万円付近で幻になってしまったことが気掛かりだが・・。ＳＱ
通過で流れが悪い方向に変わらなければ良いけどな。」
Ｔ「確かに・・。ＳＱを境にヘッジファンドなど投機筋の動向が変化することも少
なくないからな。」
Ｍ「それにここに来て米国株が重くなってきたのも気掛かりだ。相変わらず好業績
が多いＩＴ関連株には堅調目立ち、ナスダック指数はしっかりとなっているが・・
。」
Ｔ「そうだな。ダウは昨日まで４日続落している。小売企業には弱い決算も目立っ
ており、昨日発表された４月小売売上高も弱かった。」
Ｍ「先週発表された米新車販売も良くないし、米個人消費にピーク感が意識される
とやっかいだな。」
Ｔ「ああ。米個人消費が米国経済を支えているとも言えるだけに、個人消費鈍化し
てくると確かに懸念だ。」
Ｍ「やはり日本株にとっても米国経済の強さが支えといえるからな。」
Ｔ「それに米国経済強ければ、ドルは買われやすく円安になりやすいといえ、それ
も当然日本株には追い風になる。」
Ｍ「ここに来て中国経済への懸念も出てきているだけに、米国経済まで頭打ちにな
ってくると非常にやっかいだ。」
Ｔ「そうだな。まあ米国経済頭打ちとなったとしても、それで減速していくとは限
らないけどな。」
Ｍ「ああ。踊り場になり、その後再び経済拡大していくということも当然あり得る
。」
Ｔ「いずれにしろ、米国経済が頭打ちと決めるのも時期尚早だろう。」
Ｍ「ただ今後の経済指標は注視する必要は当然ある。」
Ｔ「米国は６月にも再利上げが見込まれているだけに、そのシナリオ崩れるのは逆
にやっかいだからな。」
Ｍ「そうだな。今年はあと２回の利上げが見込まれているが、それが減るようなら
ば米国経済への警戒が強まってしまう恐れもあるからな。」
Ｔ「逆に利上げ回数増えるようなら、それはそれで米国株には重しになりそうだ。
」
Ｍ「ここに来て世界的に金融引き締めの流れになってきており、その流れが変わる
のは確かに良くない。」
Ｔ「世界的に金融引き締めの流れになるということは、それだけ世界経済が堅調と
言うことが言えるわけだからな。」
Ｍ「ああ。米国は既に引き締めの流れになっているが、欧州も来月にも出口戦略示
してくる可能性も言われている。日本でも出口に関して意識する向き増えてきてい
る。」
Ｔ「確かに・・。先日、黒田日銀総裁が衆院財務金融委員会で、いずれ必要となる
出口戦略に関して今後検討していきたいとの発言をしている。」
Ｍ「ああ。金融緩和政策を解除していく方向に動いていくのは株式市場にとって、
当然重しとなることだが、このまま大規模な量的緩和政策続けていく方がある意味
リスクとも言えるだけに、順調に出口に向かえるなら悪くはないことだ。」
Ｔ「それだけに米国経済含め、このまま経済拡大が続いていけば良いけどな。」
Ｍ「そうだな。来週も米小売企業の決算発表が続くし、経済指標も結構ある。それ
だけに懸念とも言えるものの、逆に強いモノが相次げば過度な懸念が後退するから
な。」
Ｔ「そう期待したいモンだ。また来週日経平均２万円付けに来るかも注目したい。」
