独占! 北朝鮮高官の証言「我々は日本海側の原発を狙う」
独占! 北朝鮮高官の証言「我々は日本海側の原発を狙う」
「ロケットマン」呼ばわりに激怒「トランプは一線を超えた」
こうした事態に、トランプ米大統領が19日の国連総会で、金正恩委員長を「ロケットマン」と呼び、「完全破壊する」と警告。2日後の21日には、今度は金正恩委員長が前例のない声明文を発表し、「超強硬的対抗措置」を予告した。
さらに、国連総会出席のためニューヨークを訪れた北朝鮮の李容浩外相が、「太平洋で水爆実験を行う」ことに言及――。
http://gendai.ismcdn.jp/mwimgs/3/f/640m/img_3fe81213caca6eff7a1ae54d08a5a4a953149.jpgPhoto by GettyImages 北朝鮮 李容浩外相
共和国(北朝鮮)の国民は、全員が準軍人と言ってもよく、戦争の準備は常に整っている。たとえ中国に逃亡する国民が少々いたとしても、その者たちは思想が固まっていない連中なので、勝手に出て行けばよい」
「それは2点ある。第一に、元帥様の声明の通りだ。すなわち、『わが国の完全破壊という、歴代のどのアメリカ大統領の口からも聞いたことがない、前代未聞の無知蒙昧かつ狂人的な言葉を吐き続けた』ことだ。
もう一つは、(23日に)李容浩外相が国連総会の演説で述べたように、『わが国家の最高尊厳(金正恩委員長)を、ロケットになぞらえて冒涜した』ことだ。このような最高尊厳に対する冒涜も、これまで歴代のどのアメリカ大統領の口からも、聞いたことがない。
トランプは、わが国家及び国家の最高尊厳を、国連総会という世界最高の公の外交舞台で踏みにじったのだ。これは、それまでのようにトランプが、自分のオフィスで即興的に、周囲に向かって吐き捨てていたものとは、根本的に意味合いが異なる。まさにわが国に対する宣戦布告だ」
「あのトランプ発言を聞いて、怒り心頭に発した元帥様のご心情は、察して余りある。
それで元帥様は、直ちに最高幹部たちを招集して、トランプ演説に対抗する声明文の作成に取りかかった。草稿が完成してからも、元帥様ご本人が入念に推敲されたと聞いている」
――その声明文には、「われわれは史上最高の超強硬的対応措置の断行を、慎重に考慮していく」と書かれている。
金正恩委員長が言う「超強硬的対応措置」とは、具体的には何を意味するのか?
「それは李容浩外相が、(9月22日に)ニューヨークで発言しているではないか。『過去最大の水爆実験を太平洋上で行うことになる』と。李外相の発言の通りだ」
「水爆をロケットに載せる」
――水爆実験は、今年中に行うのか?
「すべては元帥様のお心次第だが、早期に実施するよう準備を進めている。これは、宣戦布告されたわが国のトランプへの報復であり、自衛の権利なのだ。
水爆は、ロケットに搭載して太平洋上に飛ばす。わが国が、核を搭載したロケットを長距離飛ばせることを、米帝と世界に示す。
この最大規模の水爆実験は、正々堂々と行う。わが国の然るべき場所にロケットの発射台を設けて、発射の準備を進める。(ロンドンにある)国際海事機関にも、ロケットを発射する期間と区域を、きちんと申告する」
――「太平洋上」とは、どこになるのか?8月9日、朝鮮中央通信は、「日本の島根県、広島県、高知県の上空を通過して、グアムまで到達する中距離弾道ミサイル4発を、(アメリカ領)グアムに向けて発射する計画を立てる」と発表している。狙いはグアムなのか?
「われわれのロケット発射計画は、常に緻密な計算のもとに行われている。ロケットがグアムまで届くことは、すでに証明しているので、もう十分だろう。
――ハワイやアメリカ本土を攻撃するつもりなのか?
「攻撃ではない。あくまでも、攻撃できる能力を示すための発射実験だ。
――そうは言っても、北朝鮮がハワイや西海岸近くに水爆を搭載したICBM(大陸間弾道ミサイル)を撃ち込めば、アメリカは黙っていないだろう。そもそも発射前に、北朝鮮国内に設置された発射台を空爆する可能性がある。
まずは、ソウルを火の海にしてやる。無数の砲門がソウルを向いて国境付近に配備されていることを忘れてはならない。
続いて、南(韓国)や日本にある米軍基地を、一斉に攻撃する。
もちろん、米西海岸の大都市に向けても、ロケットを放つ。たとえ一発であっても、米大陸に届かせてやろうというのが、元帥様の一貫したお考えだ。
――日本に対しては、どこに狙いを定めているのか?
「最終的な結末が、どうなるかは知らない。だがそうなる前に、全面的な反撃を行い、わが国の尊厳を世界に顕示する。
ともかく、トランプの国連演説によって、わが国の最高尊厳のメンツが汚されたのだ。
お返しに、われわれが誇り高くロケットの発射台を設置して、果たしてトランプが引き続き強気のホラを吹き続けられるかどうかを、見定めてやろうではないか」
「もう中ロにも止められない」
「中ロの仲介は、さほど期待していない。
そんな信用ならない国に、わが国の浮沈がかかった重要事を託せるはずもない。
その他、南(韓国)の文在寅政権は、話にならない。
ともかく、いま起こっている問題は、わが国と米帝とが、2国間で向かい合って解決していくしか方法はないのだ」
今回も、トランプ大統領が特使を派遣することは考えられるか?派遣するとしたら誰になるのか。
その際には、わが国はリ・スヨン外交委員長が中心になって、応対することになるだろう。
http://gendai.ismcdn.jp/mwimgs/a/6/640m/img_a62d23666861fba5774e2c3e0e1efecd63792.jpgPhoto by GettyImages ティラーソン国務長官
「求めることは、主に2点だ。
第一に、わが国を核保有国と認定すること。米帝やロシア、中国、フランス、イギリスのいわゆる5大国、それにインドやパキスタンまで核保有国と認められているのに、わが国だけダメというのは、どうしても納得できない。
わが国は自衛の手段として、どうあっても核保有国として生きていく。そのことを認めてもらわねばならない。