性的虐待被害者の父親、法廷内で被告に襲撃未遂

体操=性的虐待被害者の父親、法廷内で被告に襲撃未遂


[シャーロット(米ミシガン州) 2日  ロイター] - 米ミシガン州シャーロットの裁判所で2日、少女たちに対する性的虐待で起訴された米国体操連盟の元チームドクター、ラリー・ナサール被告(54)に対する審理が行われ、娘3人が被害に遭った父親が法廷内で同被告に襲撃を仕掛けようとする場面があった。

父親のランドール・マーグレーブス氏は同被告の目の前で警官らに取り押さえられた。その後判事に対して「感情が抑えられなくなった」と説明し、処罰されることはなかった。
後の会見でマーグレーブス氏は、冷静さを失ったことを後悔し、恥ずかしいと述べた。娘たちの供述証言を聞き、被告が首を振る様子を見て立腹したとし、「私は意図せずに3人の娘たちを悪魔の元へ送ってしまった」と、苦しい胸の内を表した。
ナサール被告は既に近隣の郡における罪に対し、最大175年の禁錮刑が言い渡されているが、5日にさらなる判決が下される予定。