◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆2018.02.24

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◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆
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T「今週は不安定な相場展開だったといえるが、大夫落ち着いてきた印象だ。」

M「ああ。戻りに一服感見られてきたといえるが、週間ベースでは日経平均TOPIX共に上昇した。」

T「2週連続での上昇となり、投資家の不安も大夫和らいできたと言える。」

M「ただまだ不安定さはあるけどな。空売り比率は依然として高水準であり、売り目線で見ている向きも多いようだ。」

T「しかし下げ渋り感も見られており、売り込みにくさも出てきていると言えるだろう。」

M「ああ。再度下へ大きく突っ込むなら買ってやろうと狙っている向きも多い。そういう向きが多いため、下げにくくなっている面もあるだろう。」

T「米国株も戻り一服感が今週見られてきたものの、昨日しっかりと上昇して結局、週間ベースでは上昇し今週を終えている。」

M「今週はやや波乱含みの場面も見られたが、そういった波乱も続きにくくなっているようだ。」

T「そうだな。VIX指数が今週再び上昇してくる場面もあり、米長期金利は2.95%を越える場面もあった。」

M「それを嫌気し米国株売られる日もあったものの、続く動きにはなっていない。」

T「まあVIX指数や米長期金利の上昇も続きにくくなっているんだろう。」

M「そうだな。週末へ向けてVIX指数も米長期金利も低下してきているからな。」

T「VIX指数なんて2/6には一時50を越えたんだが、昨日は16台まで低下している。」

M「急騰後ではもっとも安い水準まで低下してきた。今週再び20を越える場面もあったんだが・・・。」

T「このまま落ち着いていけば良いのだが。」

M「ああ。米国株は昨日大きく上昇しており、安値からは大夫戻した格好だ。既に半値戻し達成しているといえ、いずれは全戻しのパターンだろう。」

T「そう期待したいよな。特にナスダック指数の戻りが凄い。8割近くも戻しており、早ければ来週にも全戻し達成しそうな勢いだ。」

M「ああ。まあそう簡単には全戻しは難しいだろうけど、ここまで戻せるということは、まだ米国株の強い相場は終わっていないと言うことなんだろう。」

T「だろうな。今回の波乱相場は、あくまでも調整であり、大きなトレンドが変わったわけではないと言えるのかもな。」

M「つまり弱気相場入りした訳ではないと言うことだ。」

T「弱気相場入りした目安として高値から20%下落したらと言われるが、今回の下落ではそこまで下げていないからな。」

M「そうだな。今回の下落は高値から10%程度だな。米国株がリーマンショックから立ち直って、ここまで上昇してきた中で、この程度の調整は何度もある。」

T「ああ。まあトランプ相場になっては初めてだが・・。」

M「結局、トランプ相場で上げすぎてしまったと言うことなんだろう。短期間で・・。」

T「2016年11月の大統領選以降、1年ちょっとで米国株はかなり上げたからな。それも大きな調整もなく・・。」

M「特に昨年10月から今年1月までの上昇は勢い付けていたからな。」

T「ある意味、当然の調整という感じか・・。」

M「そうだろうな。まだ時間かかるかも知れないが、結局は再度高値越えてくる展開になっていく期待はあるかもな。」

T「まあダブルトップとならなければ良いが、取りあえずは一番底は付けたと見て良さそうだ。」

M「まだ2番底付けていないだけに、もう一波乱あっても不思議はなさそうだが、ナスダック指数がここまで戻しただけに、このまま調整完了となっていく展開もあるのかも知れない。」

T「ただ日本株はまだまだ戻り鈍いといえる。半値戻しも達成していないし・・。」

M「ドル円相場が依然として円高懸念強い状況だからな。ただドル建て日経平均でいうならば、既に19日に半値戻しは達成している。」

T「なるほど。」

M「円建て日経平均でも、来週半値戻し達成を期待したいところだ。」

T「来週は米経済指標発表も多いし、パウエルFRB議長の初となる議会証言もある。それらによって、再度波乱とならなければ良いけどな。」

M「そうだな。まあ株式市場にプラスになる可能性もあるだけに、良い方向に転んでくれれば良いけどな。」

T「ああ。期待したいモンだ。」