がん患者最多86万7千人 大腸がんが胃がんを抜き1位に
がん患者最多86万7千人 大腸がんが胃がんを抜き1位に
国立がん研究センターは14日、平成26年に新たにがんと診断された人は86万7千人で、過去最多を更新したと発表した。高齢化に伴って増加し、30年は101万4千人になると予測している。部位別で最も多かったのは大腸がんの13万4千人で、25年に1位だった胃がんを抜いた。戦後の衛生状態の改善で胃がんの原因となるピロリ菌の感染者が減ったためとみられる。
大腸がんは、食の欧米化が要因の一つとされ、増加傾向にある。がん対策情報センターの若尾文彦センター長は「大腸がんは検診で死亡率を減らせる」と呼びかけた。