◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆2018.09.29
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
Ｔ「今週もしっかりと上昇する展開となった。」
Ｍ「ああ。今週は中間配当権利落ちがあり、それにより日経平均160円近く押し下げたものの、即日に配当落ち分を埋めてしまった。」
Ｔ「配当落ち分をすぐに埋められれば強い相場といえるんだが、まさにそれを示した格好だ。」
Ｍ「まあ、配当の再投資に絡んだ先物買いも入るため、それが追い風になった面もあるが、それでも埋められないときは埋められないからな。」
Ｔ「配当落ち分を埋めた翌日には一服となったものの、昨日はしっかりと反発し、日経平均は年初来高値をザラバ超えてくる場面もあった。」
Ｍ「終値では辛うじて年初来高値に届かず、更新とはならなかったが、ようやく今年2月から下げてきた分を取り戻した格好だ。」
Ｔ「でもTOPIXが年初来高値までは、結構残っており出遅れ感が強い。その為、個別株見ても、年初来高値水準まで戻していない銘柄の方が圧倒的に多い。」
Ｍ「そうだな。日経平均は強いが、今年の高値圏という実感は乏しいと言えるだろう。」
Ｔ「だろうな。一部の日経平均寄与度が大きな銘柄は強いものの、日経平均高値圏という恩恵を受けている投資家は早々多くはなさそうだ。」
Ｍ「今週は米中が追加関税を互いに発動した。ただ嫌気する動きは見られておらず、貿易摩擦懸念も強まらなかったのは幸いだ。」
Ｔ「ああ。中国が報復関税発動したことで、トランプ大統領が新たな追加関税をさっそく示唆するとの警戒もあったんだが・・・。」
Ｍ「まあトランプ大統領は、以前から中国が報復するなら、更に残りすべての輸入品に25%の追加関税を行うことを示唆していた。」
Ｔ「でも今回の追加関税発動後に、具体的な言及はなく、貿易摩擦懸念が再び強まらなかったのは大きい。」
Ｍ「まあ結局、米中通商協議は流れてしまったけどな。中国側が拒否する格好で・・・。」
Ｔ「そうだな。それだけに、今後再び米中貿易摩擦懸念が強まる恐れはあるのかもな。」
Ｍ「トランプ大統領がいきなり対中関税第4弾に言及してくるかも知れないしな。」
Ｔ「今週は米FOMCもあったが、それも無事に通過したといえるだろう。基本的にはサプライズはないと言えるが・・。」
Ｍ「そうだな。FOMC結果をうけて、それまで上昇基調となっていた米長期金利は低下してきている。でも、ドル円は円安進行の流れ変わっておらず、日本株には安心感に繋がった。」
Ｔ「ああ。FOMC結果出たあとは、円高へやや振れたものの、その翌日には反転し更に円安進行しているからな。」
Ｍ「あと今週は日米通商協議と日米首脳会談も重要イベントとして注目されていた。」
Ｔ「それも取りあえずは無事通過したといえるかもな。」
Ｍ「ああ。取りあえず日米で合意に至り、懸念されていた自動車関税も回避することが出来たからな。」
Ｔ「まあ、新たな交渉を始めるという合意であり、具体的な事は何も決まっていないんだけどな。」
Ｍ「結局、米国側が求めていた二国間のFTA交渉に持って行かれた格好だ。まあ、FTAとは言わずにTAGなんて言っているが・・・。」
Ｔ「安倍政権はFTAには応じられないと以前から言っていただけに、FTAとは言いたくないんだろう。」
Ｍ「だろうな。それだけにわざわざ、FTAを分割して、TAGなんて言葉を作り、新たな貿易協定に見立てたということだ。」
Ｔ「TAGはモノの貿易協定であり、サービスや投資は含まれないそうだ。それだけにモノやサービス、投資といった包括的なFTAとは別物だという言い分だ。」
Ｍ「でもTAG交渉後は、サービスや投資に関しての交渉も行うことは、共同声明に記載されている。」
Ｔ「取りあえずモノだけに関して、日米の二国間で協定をまとめ、その後、サービスや投資に関しても協定をまとめると言うことだろ。分けただけじゃん。」
Ｍ「まあ、日本側が体裁のため、米国にそういう形にしてくれと頼んだんだろうな。」
Ｔ「米国側としては、希望通りFTA交渉に持って行けるんだからな。分けて協議することに応じたんだろう。」
Ｍ「取りあえず交渉中は自動車など新たな関税は発動させないという合意も得たとのことだけに、時間稼ぎは出来た格好だ。」
Ｔ「そうだな。それだけでも今回の日米通商協議はOKということなのかもな。」
Ｍ「交渉開始まで時間的に猶予は結構あるし、実際に合意に至るのは当面先となるだろうからな。」
Ｔ「ああ。それだけに暫くは日米貿易摩擦という懸念は出てこない事になるわけだな。」
Ｍ「そういった意味では、日本株は買いやすい状況が続くとも言えるのかもな。」
Ｔ「来週から名実共に下期相場入りとなる。このまま年末まで株高ラリー続いて行ければ良いけどな。期待したいもンだ。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
Ｔ「今週もしっかりと上昇する展開となった。」
Ｍ「ああ。今週は中間配当権利落ちがあり、それにより日経平均160円近く押し下げたものの、即日に配当落ち分を埋めてしまった。」
Ｔ「配当落ち分をすぐに埋められれば強い相場といえるんだが、まさにそれを示した格好だ。」
Ｍ「まあ、配当の再投資に絡んだ先物買いも入るため、それが追い風になった面もあるが、それでも埋められないときは埋められないからな。」
Ｔ「配当落ち分を埋めた翌日には一服となったものの、昨日はしっかりと反発し、日経平均は年初来高値をザラバ超えてくる場面もあった。」
Ｍ「終値では辛うじて年初来高値に届かず、更新とはならなかったが、ようやく今年2月から下げてきた分を取り戻した格好だ。」
Ｔ「でもTOPIXが年初来高値までは、結構残っており出遅れ感が強い。その為、個別株見ても、年初来高値水準まで戻していない銘柄の方が圧倒的に多い。」
Ｍ「そうだな。日経平均は強いが、今年の高値圏という実感は乏しいと言えるだろう。」
Ｔ「だろうな。一部の日経平均寄与度が大きな銘柄は強いものの、日経平均高値圏という恩恵を受けている投資家は早々多くはなさそうだ。」
Ｍ「今週は米中が追加関税を互いに発動した。ただ嫌気する動きは見られておらず、貿易摩擦懸念も強まらなかったのは幸いだ。」
Ｔ「ああ。中国が報復関税発動したことで、トランプ大統領が新たな追加関税をさっそく示唆するとの警戒もあったんだが・・・。」
Ｍ「まあトランプ大統領は、以前から中国が報復するなら、更に残りすべての輸入品に25%の追加関税を行うことを示唆していた。」
Ｔ「でも今回の追加関税発動後に、具体的な言及はなく、貿易摩擦懸念が再び強まらなかったのは大きい。」
Ｍ「まあ結局、米中通商協議は流れてしまったけどな。中国側が拒否する格好で・・・。」
Ｔ「そうだな。それだけに、今後再び米中貿易摩擦懸念が強まる恐れはあるのかもな。」
Ｍ「トランプ大統領がいきなり対中関税第4弾に言及してくるかも知れないしな。」
Ｔ「今週は米FOMCもあったが、それも無事に通過したといえるだろう。基本的にはサプライズはないと言えるが・・。」
Ｍ「そうだな。FOMC結果をうけて、それまで上昇基調となっていた米長期金利は低下してきている。でも、ドル円は円安進行の流れ変わっておらず、日本株には安心感に繋がった。」
Ｔ「ああ。FOMC結果出たあとは、円高へやや振れたものの、その翌日には反転し更に円安進行しているからな。」
Ｍ「あと今週は日米通商協議と日米首脳会談も重要イベントとして注目されていた。」
Ｔ「それも取りあえずは無事通過したといえるかもな。」
Ｍ「ああ。取りあえず日米で合意に至り、懸念されていた自動車関税も回避することが出来たからな。」
Ｔ「まあ、新たな交渉を始めるという合意であり、具体的な事は何も決まっていないんだけどな。」
Ｍ「結局、米国側が求めていた二国間のFTA交渉に持って行かれた格好だ。まあ、FTAとは言わずにTAGなんて言っているが・・・。」
Ｔ「安倍政権はFTAには応じられないと以前から言っていただけに、FTAとは言いたくないんだろう。」
Ｍ「だろうな。それだけにわざわざ、FTAを分割して、TAGなんて言葉を作り、新たな貿易協定に見立てたということだ。」
Ｔ「TAGはモノの貿易協定であり、サービスや投資は含まれないそうだ。それだけにモノやサービス、投資といった包括的なFTAとは別物だという言い分だ。」
Ｍ「でもTAG交渉後は、サービスや投資に関しての交渉も行うことは、共同声明に記載されている。」
Ｔ「取りあえずモノだけに関して、日米の二国間で協定をまとめ、その後、サービスや投資に関しても協定をまとめると言うことだろ。分けただけじゃん。」
Ｍ「まあ、日本側が体裁のため、米国にそういう形にしてくれと頼んだんだろうな。」
Ｔ「米国側としては、希望通りFTA交渉に持って行けるんだからな。分けて協議することに応じたんだろう。」
Ｍ「取りあえず交渉中は自動車など新たな関税は発動させないという合意も得たとのことだけに、時間稼ぎは出来た格好だ。」
Ｔ「そうだな。それだけでも今回の日米通商協議はOKということなのかもな。」
Ｍ「交渉開始まで時間的に猶予は結構あるし、実際に合意に至るのは当面先となるだろうからな。」
Ｔ「ああ。それだけに暫くは日米貿易摩擦という懸念は出てこない事になるわけだな。」
Ｍ「そういった意味では、日本株は買いやすい状況が続くとも言えるのかもな。」
Ｔ「来週から名実共に下期相場入りとなる。このまま年末まで株高ラリー続いて行ければ良いけどな。期待したいもンだ。」
