◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆2019.01.12
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週はしっかりとした展開となった。」
Ｍ「そうだな。大発会の日は波乱的なスタートとなり、年初早々イヤな相場になりそうだったが、しっかりと反発してきたな。」
Ｔ「日経平均は2万円台回復し、それを今週しっかりとキープしていた。」
Ｍ「上値の重さは見られていたが、まあしっかり戻り売りもこなしている感じだし悪くはないだろう。」
Ｔ「そうだな。今週は何よりも米国株がしっかりだったことが日本株の追い風になっている。」
Ｍ「ああ。ダウ、S&P500指数、ナスダック指数は昨日こそ下落したが、それまでいずれも5連騰していた。」
Ｔ「昨日も下げたと言っても底堅さ見られ、結局微々たる下げで引けており強さは継続していると言える。」
Ｍ「ダウなど主要株価3指数は今週いずれも25日移動平均線を回復している。そう考えると日経平均やTOPIXはまだ出遅れている印象だ。」
Ｔ「ただドル円相場が円高へと振れており、それが重しとなっている面もあるからな。」
Ｍ「ああ。米国株が今週強かったのは、やはりパウエルFRB議長の発言だろう。」
Ｔ「そうだな。先月のFOMC後の会見では、利上げ継続姿勢を示し、バランスシート縮小などの金融正常化継続姿勢も示したことで失望された。」
Ｍ「ああ。市場が混乱する中、もっと株価支えになるような姿勢を示してくれるのではとの期待は裏切られた格好だ。」
Ｔ「それによりFOMC後は更に米国株などは売り込まれた。」
Ｍ「しかし先週末には、パウエルFRB議長は金融政策を必要とあれば大幅に変更することをためらわないと、柔軟に対応する姿勢を示した。」
Ｔ「それにより利上げ打ち止めの可能性もあるとの期待から、見直された格好だ。」
Ｍ「別にパウエルFRB議長は今までの見解を変えたわけではなく、目新しいことを言ったわけではない。ある意味、状況に合わせて柔軟に対応するのは当然のことだ。」
Ｔ「確かに・・。」
Ｍ「ただ実際に口に出して発言することで、やはり市場は安心すると言うことなんだろう。」
Ｔ「そういった配慮をFOMC後の会見でもして欲しかった。」
Ｍ「パウエルFRB議長はまだFRB議長1年生だ。市場との対話が上手くできていない面もあるのかもな。」
Ｔ「パウエルFRB議長は10日にも、やはりハト派的な発言をしており、改めて好感されている。」
Ｍ「まあバランスシート縮小は継続して行うことも言っているんだけどな。投資家心理かなり良くなってきたことで、市場は良いところ取り的な反応をしているが・・。」
Ｔ「とにかくパウエルFRB議長による発言で、米国株はFOMC後の下落分は全て取り返した格好だ。」
Ｍ「ああ。他のFOMCメンバーからも今週はハト派的な発言も飛び出していたし、水曜日に公表された前回FOMCの詳細である議事録も、かなりハト派的な内容だった。」
Ｔ「そのお陰でドル売り圧力強まり、ドル円は円高進行して日本株の重しになっているが・・。それでも米株強ければ日本株にも追い風だからな。」
Ｍ「今週はパウエル効果に加えて、米中摩擦懸念が和らいだことも追い風になったと言える。」
Ｔ「そうだな。7～8日の予定で米中次官級の通商協議が、中国北京で行われた。」
Ｍ「予定の2日間を終えて、更に1日延長して協議することになり、期待感も強まったと言える。」
Ｔ「ああ。協議延長するということは、ある程度の進展があるということだし、思惑にも繋がりやすかったといえる。」
Ｍ「まあ実際進展は見られたが、目新しいことが決まったわけでもなく、ある意味期待先行した面も否めない。」
Ｔ「でも失望的な動きにはなっておらず、今後に繋ぐ協議だったと受け止められている。」
Ｍ「まあ、今回は次官級の通商協議ということもあり、突っ込んだことが合意に至るとは想定されていなかったからな。」
Ｔ「そうだな。まあ結局、株価の戻りで投資家心理改善しており、市場も暖まってきたと言うことなんだろう。」
Ｍ「ただ懸念もある。メキシコ国境の壁を巡り、依然として政府機関が一部閉鎖されている。過去最長記録を更新するのは必至な状況だ。」
Ｔ「ああ。市場では殆ど嫌気されていないが、このまま更に長引くようだと、さすがに無視できなくなりそうだ。」
Ｍ「それに、英国ではブレグジット問題が佳境を迎えている。来週にも議会で離脱案が採決される見通しだが、依然として可決される見通しは見られない。」
Ｔ「そうだな。採決強行し否決となって、ハードブレグジットの可能性が高まると、嫌気される恐れもあるだろうな。」
Ｍ「まあ来週はそういったこともあるだけに、しっかりと踏ん張れるのか注目だろうな。」
Ｔ「ああ。日経平均で言えば、しっかり2万円台キープできれば、先行き期待にも繋がる。まあ出来れば今週の勢いのまま、もっと戻して欲しいところだが。」
Ｍ「そうだな。来週末どういう状況になっているのか楽しみだ。」
Ｔ「ああ、期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週はしっかりとした展開となった。」
Ｍ「そうだな。大発会の日は波乱的なスタートとなり、年初早々イヤな相場になりそうだったが、しっかりと反発してきたな。」
Ｔ「日経平均は2万円台回復し、それを今週しっかりとキープしていた。」
Ｍ「上値の重さは見られていたが、まあしっかり戻り売りもこなしている感じだし悪くはないだろう。」
Ｔ「そうだな。今週は何よりも米国株がしっかりだったことが日本株の追い風になっている。」
Ｍ「ああ。ダウ、S&P500指数、ナスダック指数は昨日こそ下落したが、それまでいずれも5連騰していた。」
Ｔ「昨日も下げたと言っても底堅さ見られ、結局微々たる下げで引けており強さは継続していると言える。」
Ｍ「ダウなど主要株価3指数は今週いずれも25日移動平均線を回復している。そう考えると日経平均やTOPIXはまだ出遅れている印象だ。」
Ｔ「ただドル円相場が円高へと振れており、それが重しとなっている面もあるからな。」
Ｍ「ああ。米国株が今週強かったのは、やはりパウエルFRB議長の発言だろう。」
Ｔ「そうだな。先月のFOMC後の会見では、利上げ継続姿勢を示し、バランスシート縮小などの金融正常化継続姿勢も示したことで失望された。」
Ｍ「ああ。市場が混乱する中、もっと株価支えになるような姿勢を示してくれるのではとの期待は裏切られた格好だ。」
Ｔ「それによりFOMC後は更に米国株などは売り込まれた。」
Ｍ「しかし先週末には、パウエルFRB議長は金融政策を必要とあれば大幅に変更することをためらわないと、柔軟に対応する姿勢を示した。」
Ｔ「それにより利上げ打ち止めの可能性もあるとの期待から、見直された格好だ。」
Ｍ「別にパウエルFRB議長は今までの見解を変えたわけではなく、目新しいことを言ったわけではない。ある意味、状況に合わせて柔軟に対応するのは当然のことだ。」
Ｔ「確かに・・。」
Ｍ「ただ実際に口に出して発言することで、やはり市場は安心すると言うことなんだろう。」
Ｔ「そういった配慮をFOMC後の会見でもして欲しかった。」
Ｍ「パウエルFRB議長はまだFRB議長1年生だ。市場との対話が上手くできていない面もあるのかもな。」
Ｔ「パウエルFRB議長は10日にも、やはりハト派的な発言をしており、改めて好感されている。」
Ｍ「まあバランスシート縮小は継続して行うことも言っているんだけどな。投資家心理かなり良くなってきたことで、市場は良いところ取り的な反応をしているが・・。」
Ｔ「とにかくパウエルFRB議長による発言で、米国株はFOMC後の下落分は全て取り返した格好だ。」
Ｍ「ああ。他のFOMCメンバーからも今週はハト派的な発言も飛び出していたし、水曜日に公表された前回FOMCの詳細である議事録も、かなりハト派的な内容だった。」
Ｔ「そのお陰でドル売り圧力強まり、ドル円は円高進行して日本株の重しになっているが・・。それでも米株強ければ日本株にも追い風だからな。」
Ｍ「今週はパウエル効果に加えて、米中摩擦懸念が和らいだことも追い風になったと言える。」
Ｔ「そうだな。7～8日の予定で米中次官級の通商協議が、中国北京で行われた。」
Ｍ「予定の2日間を終えて、更に1日延長して協議することになり、期待感も強まったと言える。」
Ｔ「ああ。協議延長するということは、ある程度の進展があるということだし、思惑にも繋がりやすかったといえる。」
Ｍ「まあ実際進展は見られたが、目新しいことが決まったわけでもなく、ある意味期待先行した面も否めない。」
Ｔ「でも失望的な動きにはなっておらず、今後に繋ぐ協議だったと受け止められている。」
Ｍ「まあ、今回は次官級の通商協議ということもあり、突っ込んだことが合意に至るとは想定されていなかったからな。」
Ｔ「そうだな。まあ結局、株価の戻りで投資家心理改善しており、市場も暖まってきたと言うことなんだろう。」
Ｍ「ただ懸念もある。メキシコ国境の壁を巡り、依然として政府機関が一部閉鎖されている。過去最長記録を更新するのは必至な状況だ。」
Ｔ「ああ。市場では殆ど嫌気されていないが、このまま更に長引くようだと、さすがに無視できなくなりそうだ。」
Ｍ「それに、英国ではブレグジット問題が佳境を迎えている。来週にも議会で離脱案が採決される見通しだが、依然として可決される見通しは見られない。」
Ｔ「そうだな。採決強行し否決となって、ハードブレグジットの可能性が高まると、嫌気される恐れもあるだろうな。」
Ｍ「まあ来週はそういったこともあるだけに、しっかりと踏ん張れるのか注目だろうな。」
Ｔ「ああ。日経平均で言えば、しっかり2万円台キープできれば、先行き期待にも繋がる。まあ出来れば今週の勢いのまま、もっと戻して欲しいところだが。」
Ｍ「そうだな。来週末どういう状況になっているのか楽しみだ。」
Ｔ「ああ、期待したいモンだ。」
