◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆2019.01.26
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◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆
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T「今週の日本市場は続伸となった。これで3週連続の上昇だ。」
M「ああ。ただ小幅高程度にとどまっており、一週間通して揉み合いだったと言えるだろう。」
T「まあそうだな。商いも低調だったといえ、手控えムードが強かった感じだ。」
M「東証1部の売買代金は昨日を除き2兆円割れが続いていたからな。」
T「米国では今週は米中摩擦解消期待が後退した。」
M「そうだな。先週までは、米中摩擦解消期待が高まって、米国株も強さ見せていたからな。」
T「ああ。しかし今週に入ってから、米国と中国は知的財産権問題でほとんど進展無しと報じられたり、中国が求めていた予備協議の開催を、トランプ政権が拒否したとの報道もあった。」
M「更にロス米商務長官が米中通商交渉について、合意には程遠いとの認識を示したことも、過度な米中摩擦解消期待を後退させた。」
T「いよいよ来週に米中通商協議が行われる。今回は中国からは副首相が訪米し、米国側はライトハイザーUSTR代表やムニューシン米財務長官が出席する。」
M「昨日はムニューシン米財務長官は大きく進展しているとの見解を示しており、期待感を匂わせているものの、やはり楽観視は禁物だろうな。」
T「そうだな。でも今週、そういった過度な楽観論が後退したのは良かったんじゃないのか。事前に期待感高まり過ぎると、失望したときの反動が怖い。」
M「確かにそうだな。逆に警戒されていた方が、決裂とならない限り、多少の進展でも安心感に繋がる可能性もあるからな。」
T「まあ、実際の通商協議まで、まだ数日あるだけに、それまでに更に要人発言や報道などが出てくる可能性があり、それら次第では期待高まったり警戒強まったりと揺れそうだな。」
M「だろうな。いずれにしろ米中通商協議を巡り、相場は良くも悪くも大きく動く可能性はあるだろうな。」
T「ただ来週は他にもイベントが目白押しだ。米国では週末の雇用統計など重要な経済指標発表が多い。」
M「それにFOMCもある。今回は現状維持だが、今年から毎回記者会見を行うとパウエルFRB議長が表明しているだけに、その記者会見が注目される。」
T「12月FOMC後の記者会見では、市場にショックを与えたからな。パウエルFRB議長の発言で・・・。」
M「ただ年明けの発言などで、既にフォロー済みだ。それだけに今回も市場に優しい発言が期待される。」
T「そうだな。確かに再び市場を裏切るようなタカ派寄りの発言するとは思えないからな。」
M「いずれにしろ、パウエルFRB議長の市場との対話は注目だ。」
T「企業決算発表も米国ではまだまだ続くな。今週は半導体関連企業の決算をうけ、思ったほど悪くないとの見方から、関連株が巻き戻し的な動きを見せた。」
M「ああ。米国市場だけでなく日本市場でも半導体関連株の上昇が目立っていた。」
T「日本企業の決算は来週からだが、過度な懸念が後退した格好だろう。」
M「ある程度の業績悪化は既に織り込んだということなんだろう。それだけに決算発表前に日本の半導体関連株などを買い戻してきた売り方も多いのかも知れない。」
T「来週はキャタピラーやボーイング、3Mなど、中国売上比率が比較的に高い企業の決算発表が続々出てくる。」
M「そうだな。中国景気減速は明らかだが、果たしてそれらの企業決算もアク抜け的な動きになるか注目される。」
T「それにアップルやフェイスブック、アマゾンの決算発表も注目だろう。」
M「ああ。それらも投資家心理に与える影響は大きいからな。特にアップルの決算は注目だろう。既に下方修正も示しているし、十分減速を織り込んで売られてきたからな。」
T「だよな。アップル株は十分売られてきているし、足元の戻りも鈍い。」
M「これで決算発表をうけ更に売り込まれるようなことになると投資家心理はかなり悪化しそうだ。」
T「アク抜け的に派手に買われるようになれば、逆に投資家心理には追い風になる。」
M「ああ。それだけにえらい注目だ。」
T「日本でも本格的に決算発表が続々出てくる。本当にアク抜けになる銘柄が多いのか、それとも改めて売られるのか、注目される。」
M「とにかく来週は色々と注目イベントが多すぎて、どういう相場展開になるのか読みにくい。ある意味、どうなっても不思議はないだろうからな。」
T「良い形で来週末を迎えられれば良いけどな。期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆
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T「今週の日本市場は続伸となった。これで3週連続の上昇だ。」
M「ああ。ただ小幅高程度にとどまっており、一週間通して揉み合いだったと言えるだろう。」
T「まあそうだな。商いも低調だったといえ、手控えムードが強かった感じだ。」
M「東証1部の売買代金は昨日を除き2兆円割れが続いていたからな。」
T「米国では今週は米中摩擦解消期待が後退した。」
M「そうだな。先週までは、米中摩擦解消期待が高まって、米国株も強さ見せていたからな。」
T「ああ。しかし今週に入ってから、米国と中国は知的財産権問題でほとんど進展無しと報じられたり、中国が求めていた予備協議の開催を、トランプ政権が拒否したとの報道もあった。」
M「更にロス米商務長官が米中通商交渉について、合意には程遠いとの認識を示したことも、過度な米中摩擦解消期待を後退させた。」
T「いよいよ来週に米中通商協議が行われる。今回は中国からは副首相が訪米し、米国側はライトハイザーUSTR代表やムニューシン米財務長官が出席する。」
M「昨日はムニューシン米財務長官は大きく進展しているとの見解を示しており、期待感を匂わせているものの、やはり楽観視は禁物だろうな。」
T「そうだな。でも今週、そういった過度な楽観論が後退したのは良かったんじゃないのか。事前に期待感高まり過ぎると、失望したときの反動が怖い。」
M「確かにそうだな。逆に警戒されていた方が、決裂とならない限り、多少の進展でも安心感に繋がる可能性もあるからな。」
T「まあ、実際の通商協議まで、まだ数日あるだけに、それまでに更に要人発言や報道などが出てくる可能性があり、それら次第では期待高まったり警戒強まったりと揺れそうだな。」
M「だろうな。いずれにしろ米中通商協議を巡り、相場は良くも悪くも大きく動く可能性はあるだろうな。」
T「ただ来週は他にもイベントが目白押しだ。米国では週末の雇用統計など重要な経済指標発表が多い。」
M「それにFOMCもある。今回は現状維持だが、今年から毎回記者会見を行うとパウエルFRB議長が表明しているだけに、その記者会見が注目される。」
T「12月FOMC後の記者会見では、市場にショックを与えたからな。パウエルFRB議長の発言で・・・。」
M「ただ年明けの発言などで、既にフォロー済みだ。それだけに今回も市場に優しい発言が期待される。」
T「そうだな。確かに再び市場を裏切るようなタカ派寄りの発言するとは思えないからな。」
M「いずれにしろ、パウエルFRB議長の市場との対話は注目だ。」
T「企業決算発表も米国ではまだまだ続くな。今週は半導体関連企業の決算をうけ、思ったほど悪くないとの見方から、関連株が巻き戻し的な動きを見せた。」
M「ああ。米国市場だけでなく日本市場でも半導体関連株の上昇が目立っていた。」
T「日本企業の決算は来週からだが、過度な懸念が後退した格好だろう。」
M「ある程度の業績悪化は既に織り込んだということなんだろう。それだけに決算発表前に日本の半導体関連株などを買い戻してきた売り方も多いのかも知れない。」
T「来週はキャタピラーやボーイング、3Mなど、中国売上比率が比較的に高い企業の決算発表が続々出てくる。」
M「そうだな。中国景気減速は明らかだが、果たしてそれらの企業決算もアク抜け的な動きになるか注目される。」
T「それにアップルやフェイスブック、アマゾンの決算発表も注目だろう。」
M「ああ。それらも投資家心理に与える影響は大きいからな。特にアップルの決算は注目だろう。既に下方修正も示しているし、十分減速を織り込んで売られてきたからな。」
T「だよな。アップル株は十分売られてきているし、足元の戻りも鈍い。」
M「これで決算発表をうけ更に売り込まれるようなことになると投資家心理はかなり悪化しそうだ。」
T「アク抜け的に派手に買われるようになれば、逆に投資家心理には追い風になる。」
M「ああ。それだけにえらい注目だ。」
T「日本でも本格的に決算発表が続々出てくる。本当にアク抜けになる銘柄が多いのか、それとも改めて売られるのか、注目される。」
M「とにかく来週は色々と注目イベントが多すぎて、どういう相場展開になるのか読みにくい。ある意味、どうなっても不思議はないだろうからな。」
T「良い形で来週末を迎えられれば良いけどな。期待したいモンだ。」