「僧衣で反則切符」が問題に 運転中の服装規定削除へ 福井

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「僧衣で反則切符」が問題に 運転中の服装規定削除へ 福井

去年、福井市で、僧衣を着て車を運転していた僧侶の男性が交通反則切符を切られた問題で、福井県警察本部は、摘発の根拠となった運転中の服装に関する規定について、運転者にわかりにくく違反の立証も難しいとして削除されることを明らかにしました。
去年9月、福井市で40代の僧侶の男性が僧衣を着て車を運転していたところ、福井県道路交通法施行細則にある「運転に支障がある衣服」に当たるとして、交通反則切符を切られました。

男性は反則金の支払いを拒否したため書類送検される可能性がありましたが、先月、警察は「違反の事実が確認できなかった」として書類送検しませんでした。

警察によりますと、この問題を受けて県の公安委員会は、摘発の根拠となった運転中の服装に関する規定について、禁止の対象が運転者にわかりにくく違反の立証も難しいとして、削除することを決めたということです。

改正された規則は今月15日に公布され来月4日に施行されます。