子どもたちは教科書の記述を通じて基本的な知識と社会に対する概念を学んでいくため、各国の学校で使用される教科書は認可を得たものが使われている。記事が着目したように、各国の教科書が伝える内容はその国の歴史認識を反映するものと言えるかもしれない。

 まず、記事は米国の教科書について「中国の歴史に対して一貫して客観的な扱い方をしている」と指摘。中国の歴史書籍に記載されているとおりに教科書に記述しているとし、その扱う範囲も非常に広範囲で「夏商周の王朝時代から、近年中国が温水便座を最も輸入した国となった」ことまでを伝えていると紹介した。

 続けて、日本の教科書は「古代中国を崇め、中国の近代史を軽視している」と主張した。ゆえに「中国の古代文明については客観的に伝え、日本を中国から様々なことを学んだ国として記述しているが、現代史においては自国を原爆の被害国として強調し、中国への侵略行為を覆うような伝え方をしている」と批判した。

 韓国については、「自国の功績を誇示し歴史を捏造している」と主張した。例えば、「古代中国文明は認めているものの、中国から多くの文化が韓国に伝わったことを認めていない」と主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)