「韓国人差別はなかった」…日本軍艦島住民、国連で主張

「韓国人差別はなかった」…日本軍艦島住民、国連で主張

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「韓国人差別はなかった」…日本軍艦島住民、国連で主張

韓国の学者、イオヨン「朝鮮人の賃金高い…奴隷労働じゃない」

【ソウル=ニューシス】キムヘギョン記者


太平洋戦争当時強制徴用された朝鮮人たちが、石炭採掘に動員された長崎県端島(別名軍艦島)の島の昔の住民が国際舞台で「当時の軍艦島では韓国人に対する差別がなかった」と主張した。

3日産経新聞によると、軍艦島の昔の島の住民などは2日(現地時間)、スイス・ジュネーブの国連本部でシンポジウムを開き、このような主張を展開した。
シンポジウムは日本の民間団体「国際歴史論戦研究所」が主催した。

軍艦島の元住民の坂本道徳(65)は、鉱山労働者だった父親と元住民の証言として、「韓半島出身者も同じ仲間として一緒にお酒を飲んでいたと聞いている」などという主張を展開した。

彼は「軍艦島朝鮮人を強制労働させたアウシュビッツのような地獄の島という誤解が世界に広がり、島の名誉が毀損された」とも言った。
シンポジウムでは軍艦島の昔の住民の声を入れた動画も上映された。

今回の行事を主催した「国際歴史論戦研究所」の松木国俊首席研究員は「日本政府が朝鮮人に奴隷労働をさせたという主張は歴史的事実ではない」「歪曲された反日プロパガンダだ」と声を高めた。

今回のシンポジウムでは、韓国のイオヨン落星経済研究所研究委員も参加し、日本側の主張に力を加えた。
イ研究委員は当時軍艦島炭鉱で働いていた朝鮮人たちが賃金について「他の職種の朝鮮人や日本人に比べて高かった」、炭鉱での労働強度について「奴隷労働という歪曲された歴史認識が広がっている」などという主張を展開した。

落星経済研究所は、朝鮮が日本の植民地だったおかげで近代化されたという「植民地近代化論」の研究を導いてきた所で、イオヨン研究委員は以前から「徴用」「強制動員」という用語は歴史歪曲という論旨を展開してきたことが分かった。

ちなみに軍艦島長崎県近海のサッカー場2つほどの大きさの人工島で、2015年に明治産業革命施設23箇所としてユネスコ世界文化遺産に登録された。

しかしこの島は、日本植民地時代に朝鮮人が強制徴用され、石炭労働に動員されたところで、日本はユネスコ側に明治産業施設23のうち7つで朝鮮人が強制徴用(forced to work)されたという説明フレーズを追加する約束をした。
しかしその後、日本政府は強制労働(forced labor)の意味についての解釈が違うとし、強制徴用の事実を明記していない。


*このニュース、どのサイトもすぐに取り上げてなくて、最近のビッグニュースに隠れてしまってるのが残念ですね。

ちなみにシンポジウムに参加された韓国人教授イオヨン氏ですが、彼の主張を知りたい方は↓こちらをお読みください。非常にしっかり研究されてる方です。