◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆2019.08.24
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◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆
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T「今週の日本市場は週間ベースでしっかりと反発した。」
M「まあ反発したと言うよりは、まだ揉み合い相場続けている格好だが・・。」
T「そうだな。ただ今週は日経平均ほとんど20500円超での推移だったといえ、底堅さは強まっている印象だ。」
M「しかし上値の重さも目立っており、今週も参加者乏しい状況が続いていたと言える。」
T「まだ夏休み中という向き多いだろうし、やはり色々と外部懸念が燻り続けているから、積極的には動けない状況だからな。」
M「今週は米国の小売企業決算発表相次いでいたが、好決算が目立っており、米個人消費の底堅さが意識され相場の支えとなった。」
T「ああ。それにより過度な米景気減速懸念が後退したといえる。」
M「それで米国株も今週しっかりしていたんだが、トランプ大統領がすべてぶちこわしてしまった。」
T「そうだな。昨日の米国株は波乱的な下落になってしまい、木曜日までの上昇分をすべて吐き出してしまった。」
M「結局、米国株は今週週間ベースで下落に転じている。」
T「昨日はジャクソンホールでのパウエルFRB議長講演が市場の関心だったんだ、それをトランプ大統領がかっさらった格好だ。」
M「そうだな。まだ米国市場が始まる前に、中国が米国の対中関税第4弾に対する報復措置を発表した。」
T「ああ。原油や農産物など約750億ドル分の米国製品に5~10%の追加関税をかけるとのことだ。」
M「関税は米国の対中関税第4弾にあわせて9/1と12/15の二段階に分けて発動するとのことだ。」
T「これをうけ米国株は安く始まったんだが、その後行われたパウエルFRB議長が講演で追加利下げの可能性を示唆したことから、ダウはプラス圏まで戻す動き見せている。」
M「そのままトランプ大統領が何も言わなければ、昨日の米国株は大きく変わっていたのかも知れない。」
T「だよな。しかしトランプ大統領は、ツイッターで中国へ対抗措置を行うことを発表し、その対抗策を午後に発表すると発言した。」
M「その発言を受けて、米国株は急落し、リスクオフの動きが強まった。」
T「トランプ大統領はパウエルFRB議長に対しての批判も呟いている。」
M「ああ。パウエルFRB議長が講演で利下げを明言しなかったのが気に入らなかったんだろう。」
T「だろうな。でもパウエルFRB議長はそれなりにハト派的な発言しており、9月FOMCでの利下げを明言はしていないものの、利下げの可能性は示唆している。」
M「それでダウは一時プラ転したんだ。市場はパウエルFRB議長の発言には好感したといえる。」
T「結局、トランプ大統領の発言が水を差し、引けにかけて下げ拡大する動きになっている。」
M「トランプ大統領の言う、中国への対抗措置発表を警戒して、週末要因もあり手仕舞う動きが強まったんだろう。」
T「引け間際にはダウは700ドル超の下落となる場面も見られた。その後やや戻すも株価指数はいずれも大幅安だ。」
M「引け後には、トランプ大統領が中国への対抗措置を発表した。」
T「ああ。9/1から発動予定の対中関税第4弾の税率を、従来予定の10%から15%に引き上げ、更に既に発動済みの中国製品約2500億ドル分の関税を、10/1から現在の25%から30%に引き上げると発表している。 」
M「泥沼だな。シカゴ日経先物は20200円割れで引けているが、果たして中国への対抗措置発表をうけて、週明けどういった状況で日本株始まるんだろうな。」
T「再度2万円が意識されそうだが・・・。」
M「今月何度か、その辺が意識される様な状況もあったんだが、やたらと底堅さは見られていたからな。」
T「そうだな。恐らく週明けも安く始まったとしても、下げ渋る動きになるんだろう。」
M「そうなればいいが、9/1からの関税合戦への懸念も来週は燻り続けることになる。それに米国による対抗措置に対して、中国が更に動くのかも気になる。」
T「そう考えれば、今までのように来週は戻しきれないか・・。」
M「逆イールドも再び意識されてくる恐れもありそうだし、週明けの人民元も気になる。」
T「そうだな。昨晩は再び米10年債と2年債の逆イールド発生となる場面も見られたからな。」
M「対ドルの人民元は足元でもっとも安い状況となっており、週明けは更に人民元安が強まる恐れもありそうだ。」
T「中国人民銀行がどの程度の基準値にしてくるかも注目だな。」
M「そうだな。とにかく来週は波乱必至だろう。今までのように日本株は下げ渋れるかが注目だな。」
T「これでも下げ渋り見せられれば、買い安心感も強まってくるだろうからな。まずは週明け波乱となっても、しっかりと下げ渋り見せて欲しいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆
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T「今週の日本市場は週間ベースでしっかりと反発した。」
M「まあ反発したと言うよりは、まだ揉み合い相場続けている格好だが・・。」
T「そうだな。ただ今週は日経平均ほとんど20500円超での推移だったといえ、底堅さは強まっている印象だ。」
M「しかし上値の重さも目立っており、今週も参加者乏しい状況が続いていたと言える。」
T「まだ夏休み中という向き多いだろうし、やはり色々と外部懸念が燻り続けているから、積極的には動けない状況だからな。」
M「今週は米国の小売企業決算発表相次いでいたが、好決算が目立っており、米個人消費の底堅さが意識され相場の支えとなった。」
T「ああ。それにより過度な米景気減速懸念が後退したといえる。」
M「それで米国株も今週しっかりしていたんだが、トランプ大統領がすべてぶちこわしてしまった。」
T「そうだな。昨日の米国株は波乱的な下落になってしまい、木曜日までの上昇分をすべて吐き出してしまった。」
M「結局、米国株は今週週間ベースで下落に転じている。」
T「昨日はジャクソンホールでのパウエルFRB議長講演が市場の関心だったんだ、それをトランプ大統領がかっさらった格好だ。」
M「そうだな。まだ米国市場が始まる前に、中国が米国の対中関税第4弾に対する報復措置を発表した。」
T「ああ。原油や農産物など約750億ドル分の米国製品に5~10%の追加関税をかけるとのことだ。」
M「関税は米国の対中関税第4弾にあわせて9/1と12/15の二段階に分けて発動するとのことだ。」
T「これをうけ米国株は安く始まったんだが、その後行われたパウエルFRB議長が講演で追加利下げの可能性を示唆したことから、ダウはプラス圏まで戻す動き見せている。」
M「そのままトランプ大統領が何も言わなければ、昨日の米国株は大きく変わっていたのかも知れない。」
T「だよな。しかしトランプ大統領は、ツイッターで中国へ対抗措置を行うことを発表し、その対抗策を午後に発表すると発言した。」
M「その発言を受けて、米国株は急落し、リスクオフの動きが強まった。」
T「トランプ大統領はパウエルFRB議長に対しての批判も呟いている。」
M「ああ。パウエルFRB議長が講演で利下げを明言しなかったのが気に入らなかったんだろう。」
T「だろうな。でもパウエルFRB議長はそれなりにハト派的な発言しており、9月FOMCでの利下げを明言はしていないものの、利下げの可能性は示唆している。」
M「それでダウは一時プラ転したんだ。市場はパウエルFRB議長の発言には好感したといえる。」
T「結局、トランプ大統領の発言が水を差し、引けにかけて下げ拡大する動きになっている。」
M「トランプ大統領の言う、中国への対抗措置発表を警戒して、週末要因もあり手仕舞う動きが強まったんだろう。」
T「引け間際にはダウは700ドル超の下落となる場面も見られた。その後やや戻すも株価指数はいずれも大幅安だ。」
M「引け後には、トランプ大統領が中国への対抗措置を発表した。」
T「ああ。9/1から発動予定の対中関税第4弾の税率を、従来予定の10%から15%に引き上げ、更に既に発動済みの中国製品約2500億ドル分の関税を、10/1から現在の25%から30%に引き上げると発表している。 」
M「泥沼だな。シカゴ日経先物は20200円割れで引けているが、果たして中国への対抗措置発表をうけて、週明けどういった状況で日本株始まるんだろうな。」
T「再度2万円が意識されそうだが・・・。」
M「今月何度か、その辺が意識される様な状況もあったんだが、やたらと底堅さは見られていたからな。」
T「そうだな。恐らく週明けも安く始まったとしても、下げ渋る動きになるんだろう。」
M「そうなればいいが、9/1からの関税合戦への懸念も来週は燻り続けることになる。それに米国による対抗措置に対して、中国が更に動くのかも気になる。」
T「そう考えれば、今までのように来週は戻しきれないか・・。」
M「逆イールドも再び意識されてくる恐れもありそうだし、週明けの人民元も気になる。」
T「そうだな。昨晩は再び米10年債と2年債の逆イールド発生となる場面も見られたからな。」
M「対ドルの人民元は足元でもっとも安い状況となっており、週明けは更に人民元安が強まる恐れもありそうだ。」
T「中国人民銀行がどの程度の基準値にしてくるかも注目だな。」
M「そうだな。とにかく来週は波乱必至だろう。今までのように日本株は下げ渋れるかが注目だな。」
T「これでも下げ渋り見せられれば、買い安心感も強まってくるだろうからな。まずは週明け波乱となっても、しっかりと下げ渋り見せて欲しいモンだ。」