文科省「放射線量低く見せろ」要求応じず線量計解約
文科省「放射線量低く見せろ」要求応じず線量計解約
これを読んでいただいている読者の中には、11月19日(土曜日)の朝刊で以下のような記事を目にした方もいるのではないだろうか。「文部科学省は18日、福島県内の学校や公園で放射線量を計測する『オンライン線量計』を発注した業者との契約を解除したと発表した。測定精度が低く、結果の送信ができないなどのトラブルで納期が守られなかったためと説明している」(朝日新聞より)東京新聞などは1面トップだった。この業者というのは東京都中野区にある「アルファ通信」(豊田勝則社長)で、社長は私もよく知っている。簡単に経緯を書くと、福島の学校などに600台の線量計を設置する工事を「アルファ通信」が落札、工事を始めたのが9月からだった。線量計を入れるカプセルの仕様が突然変更されたり、台風もあったことで10月中旬の納期は双方了解して11月に延期した。次の納期は11月14日。600台のうち480台までは設置が完了したが、100台と少しが残ったのは事実である。文科省の契約解除の理由は納期遅れだけである。しかし、文科省は会見で、記事にもあるように「測定精度が低く」てと計数管にあたかも欠陥があったように話しているが、これは事実とは異なる。文科省がモニタリングポストなどで使っているのは、国内の日立系の会社の製品である。いまでは知られるようになってきたが、文科省が発表している放射線量は、モニタリングポストを高いところに据えたりして、市町村が発表している数値より低い。子どもの背丈のところを測らないのでは意味がないという批判が巻き起こり、今回は地上50センチに設置することになった。聞くところ、期限ギリギリになっても「アルファ通信」の技術者を丸一日缶詰にして、アメリカ標準ではなくここは日本なのだから日本標準にせよとの一点張りで、聞く耳を持たず。その結果、設置の仕事にも影響が出てしまったというのだ。このことが指し示している最大の問題点は、文科省が発表している放射能の線量は人為的に操作され、低く出るようにせよとメーカー側に要求し、それを飲まなければ切るという理不尽とも思えるやり方をしていることである。「アルファ通信」側はこうした問題を含めて、記者会見を開く意向である。また、こうした官僚たちのいい分を、少しも検証することなく垂れ流す新聞にも猛省を促すつもりである。
アルファ通信の社長さん、ぜひ記者会見を!これは絶対に真実追求されなければなりません。
本当なら(おそらく本当でしょうが)、文科省は犯罪官庁です!わかり切っていたことでは
ありますが、ここまで腐っているとは。
以前報じられた朝日の記事によると「精度が低いから契約解除」とされていました。
精度が低いどころか、精度が正確すぎたので公開されたくなかった、ってことだったんです!文科省は、数値を低く見せたかった。そして業者に、数値が低く出るようにと要求、と・・・
呆れて言葉も出ません。
ご存知の方も多いかと思いますが、文科省はモニタリングポストを高い位置に設置したりもした。私も「こんな数値が低いわけがない」と思って見たら、高さ20mなどで計測されている。鳥さんのための線量計状態になっています。
(画像はこちらより)
私もこのことを覚えていて、不信に思ったものです。せっかく設置したのに(新しい機器のはずなのに)、まもなくもして貼り紙が貼られてしまった。
考えているのは自分たちの保身とお金と利権、そしていかに被害を低く見せるか、ということだけ。国民や県民のことなど何ひとつ考えちゃいないのです。
これからも、情報共有は国民たちで団結協力することで共有し、国に騙され欺かれないようにしなくてはなりません。当サイトに文科省の数値も参考までに載せてはいますが、鵜呑みに信じないで、話半分程度で眺めた方がいいかもしれません。