2012年3月限メジャーSQの考察

①225先物を8400付近から約100円毎に売り上がった。
②レシオコールスプレッドを幾つか組んでいた、最も大きなポジは以下の通り。
03L925
03S950X2
この組み合わせで5セット

①を売り上がった時点では②のターゲット権利行使価格9500円は1000円ほどの差があり、レシオスプレッドの本命はレシオプットスプレッドであり、このレシオコールスプレッドは、コストがかからない宝くじのようなものであった。

つまり、上は限定的で下へ行くと読んで、225先物もOptionも思い切りショートに傾いていた。
225先物が9000円台に乗せてきたときも、まだターゲットまで500円の余裕があり、9750を超える事はあり得ないと思っていた。

②のレシオコールスプレッドは9250円~9750円の間で9500円を頂点とした放物線を描く損益ラインを持っている。
9750円を超えてくると損失が生ずる事になる。

225先物が9250円を超えて来た時点で先物の売り上がりは止めて、callのヘッジ買いに戦略を転換したが、この時点では遅すぎで購入コスト高すぎてATMに近い権利行使価格は買えず、03C975でヘッジを掛けるしかなかった。

225先物が9500円に迫ったときは、先物の売りポジだけでなく当該レシオコールスプレッドも含み損が増大していく始末で、望みの綱が逆に損失をさらに膨らませる状況に至った。
従って、さらに高くなった03C975を買い増さざるを得ない事になった。

先物のポジを持っていなければ、本来は先物を買ってヘッジに出来たところだが、先物はとんでもない売りポジで、買うわけにはいかない状況であった。

ヘッジで購入した03C975は、最終売買日の3/8木曜日引けで利益確定するかどうか迷った・・半分だけでも利確して、コストだけでも回収しないとSQ値9750以下で権利消滅になる可能性もあった。

最終的にSQ値は驚くべき事に10000円に近いところで決まった。
ヘッジで買ったすべての03C975を持ち込んだ決断が不幸中の幸いで、最終的な損失をかなり減らしてくれた。

このときの教訓は、難平にも限度を設定する必要があり、想定レンジを超えた時は潔くLCする等の対処が必要だという事。
レシオスプレッドの危険性を良く認識した。ターゲットレンジを超えた時の対処を考えて置くべきで、putは天変地異等の不測の事態に備えて歯止めを入れて居るが、callといえどもやはり歯止めを考えて置くべきということ。

以上、2012年3月限メジャーSQの総括ですた。。。<(´0`)>