◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆ 2012/04/28（土）発行
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週は連休前と言うこともあって参加者乏しくなったといえるが、相場は揉み
合いだったといえる。」
Ｍ「そうだな。今週も揉み合いだった。日経平均もTOPIXも結構狭いレンジでの揉み
合いで方向感掴みにくい相場展開だ。」
Ｔ「でも、下げなかっただけ良かったといえる。上げていく要素は乏しかったと言
えるし、今週は重要なイベントも多かった。」
Ｍ「ああ。米国ではFOMCもあり、経済指標も多かった。国内では日銀金融政策決定
があったからな。それに企業決算が日米で多かった。」
Ｔ「FOMCは良くも悪くもサプライズは無く、マーケットへの影響も限定的だった。」
Ｍ「経済指標はまちまちだったな。ただ月曜日の欧州の経済指標が悪く、欧州債務
懸念が意識される場面もあった。」
Ｔ「日曜日にフランス大統領選があったが、現職のサルコジが、オランドに破れ5/6
の決選投票に持ち込まれたことも懸念視された。」
Ｍ「まあサルコジ不利と言われていただけに、サプライズはないが、政局不安が強
まったからな。それにオランダで財政緊縮策を巡って連立政権が崩壊し内閣総辞職
となった事も追い打ちとなった。」
Ｔ「ああ。市場ではオラオラショックなんて言われていた。ただ、欧州懸念が強ま
った割には、株式市場はしっかりとしていたと言えるよな。」
Ｍ「ああ。欧州懸念で売られる日もあったといえ、その売りが続いていない。欧州
懸念が後退したわけではなく、それを吸収する買い材料があったといえる。」
Ｔ「企業決算だな。米国の・・・。」
Ｍ「だろうな。オラオラショックがあった翌日にはアップルが決算を発表し、今回
もポジティブサプライズ決算となった。市場予測を大幅に上回る好決算を出し、投
資家心理を好転させた。」
Ｔ「決算発表へ向け、アップル株は警戒感から軟調推移を続けていただけに、ハー
ドルが多少下がっていたということもあるが・・。」
Ｍ「いやいや、そんなレベルではないだろう。それほど素晴らしい決算だったとい
える。事前に懸念されていた北米でのiPhone販売鈍化も完全に払拭する内容だ。」
Ｔ「確かに・・。今回の決算でiPhone鈍化が示されるのではという警戒から、アッ
プル株は決算発表前までに11営業日で10営業日も下落していた。でもiPhoneの販売
数はアナリスト予想を大幅に上回った。」
Ｍ「それでアップル株も一気に戻す展開となった。ただ、そのアップル株の買いが
その後続いていないのが気掛かりだけどな。」
Ｔ「でも、急反発後の一服という範囲であり、節目の600ドルも維持している。来週
には高値更新目指すんじゃないのか。」
Ｍ「そうなれば投資家心理にも好影響与えるし、全体相場も押し上げる期待がある
。それだけに、まだまだ同社株の動向から目が離せない。」
Ｔ「米国企業の決算に比べ、日本企業はまちまちだな。好決算も見受けられるが、
やはり今期見通し保守的に示す企業が目立っている。」
Ｍ「最初のピークは昨日終えたが、確かにまちまちだ。それだけに全体相場へ与え
る影響は限定的になりそうだ。ただゴールデンウィーク明けには、再び続々と企業
決算出てくるだけに、それらに期待したいけどな。」
Ｔ「一緒だろう。結局、今の状況だと輸出企業は想定為替レートも保守的に見積も
る必要があるだろうし、なかなか強気な計画は立てられない。」
Ｍ「為替か・・・。昨日の日銀金融政策決定後の為替動向を見ると、ちょっと先行
き不安だよな。追加緩和発表後には円安へと動いたものの、限定的で昨晩の米国時
間では円高進行してしまっている。」
Ｔ「追加緩和の内容としては悪くはないが、この為替の影響見る限り、相場の流れ
を大きく変えるという期待は乏しいかも知れない。」
Ｍ「まあ昨晩の米GDPが下ブレたことも影響しているが、出尽くし的な要因もあるん
だろう。」
Ｔ「だろうな。出尽くし的な円買い戻しが一巡したら、再び円売りの流れになれば
良いけどな。」
Ｍ「そうだな。とりあえずドル円相場は節目の1ドル80円を維持出来るのか注目だな
。それを切って円高進行していくようだと、日本株には波乱要因となるからな。」
Ｔ「ああ。この状況で円高進行するとヤバイよな。日銀は追加緩和決めたばかりだ
し、目先打つ手が無くなる。」
Ｍ「ある意味、円買い仕掛けやすい状況だといえるかもな。それだけに投機筋の動
向に注意したい。例えば連休中に円買い仕掛けるなんて恐れもあるかも知れない。」
Ｔ「来週から名実共に5月相場入りとなるが、5月相場は波乱無くしっかりとした相
場展開期待したいモンだ。」
Ｍ「5月相場は波乱となることが多いだけに警戒は必要だが、まあ期待したいモンだ
。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週は連休前と言うこともあって参加者乏しくなったといえるが、相場は揉み
合いだったといえる。」
Ｍ「そうだな。今週も揉み合いだった。日経平均もTOPIXも結構狭いレンジでの揉み
合いで方向感掴みにくい相場展開だ。」
Ｔ「でも、下げなかっただけ良かったといえる。上げていく要素は乏しかったと言
えるし、今週は重要なイベントも多かった。」
Ｍ「ああ。米国ではFOMCもあり、経済指標も多かった。国内では日銀金融政策決定
があったからな。それに企業決算が日米で多かった。」
Ｔ「FOMCは良くも悪くもサプライズは無く、マーケットへの影響も限定的だった。」
Ｍ「経済指標はまちまちだったな。ただ月曜日の欧州の経済指標が悪く、欧州債務
懸念が意識される場面もあった。」
Ｔ「日曜日にフランス大統領選があったが、現職のサルコジが、オランドに破れ5/6
の決選投票に持ち込まれたことも懸念視された。」
Ｍ「まあサルコジ不利と言われていただけに、サプライズはないが、政局不安が強
まったからな。それにオランダで財政緊縮策を巡って連立政権が崩壊し内閣総辞職
となった事も追い打ちとなった。」
Ｔ「ああ。市場ではオラオラショックなんて言われていた。ただ、欧州懸念が強ま
った割には、株式市場はしっかりとしていたと言えるよな。」
Ｍ「ああ。欧州懸念で売られる日もあったといえ、その売りが続いていない。欧州
懸念が後退したわけではなく、それを吸収する買い材料があったといえる。」
Ｔ「企業決算だな。米国の・・・。」
Ｍ「だろうな。オラオラショックがあった翌日にはアップルが決算を発表し、今回
もポジティブサプライズ決算となった。市場予測を大幅に上回る好決算を出し、投
資家心理を好転させた。」
Ｔ「決算発表へ向け、アップル株は警戒感から軟調推移を続けていただけに、ハー
ドルが多少下がっていたということもあるが・・。」
Ｍ「いやいや、そんなレベルではないだろう。それほど素晴らしい決算だったとい
える。事前に懸念されていた北米でのiPhone販売鈍化も完全に払拭する内容だ。」
Ｔ「確かに・・。今回の決算でiPhone鈍化が示されるのではという警戒から、アッ
プル株は決算発表前までに11営業日で10営業日も下落していた。でもiPhoneの販売
数はアナリスト予想を大幅に上回った。」
Ｍ「それでアップル株も一気に戻す展開となった。ただ、そのアップル株の買いが
その後続いていないのが気掛かりだけどな。」
Ｔ「でも、急反発後の一服という範囲であり、節目の600ドルも維持している。来週
には高値更新目指すんじゃないのか。」
Ｍ「そうなれば投資家心理にも好影響与えるし、全体相場も押し上げる期待がある
。それだけに、まだまだ同社株の動向から目が離せない。」
Ｔ「米国企業の決算に比べ、日本企業はまちまちだな。好決算も見受けられるが、
やはり今期見通し保守的に示す企業が目立っている。」
Ｍ「最初のピークは昨日終えたが、確かにまちまちだ。それだけに全体相場へ与え
る影響は限定的になりそうだ。ただゴールデンウィーク明けには、再び続々と企業
決算出てくるだけに、それらに期待したいけどな。」
Ｔ「一緒だろう。結局、今の状況だと輸出企業は想定為替レートも保守的に見積も
る必要があるだろうし、なかなか強気な計画は立てられない。」
Ｍ「為替か・・・。昨日の日銀金融政策決定後の為替動向を見ると、ちょっと先行
き不安だよな。追加緩和発表後には円安へと動いたものの、限定的で昨晩の米国時
間では円高進行してしまっている。」
Ｔ「追加緩和の内容としては悪くはないが、この為替の影響見る限り、相場の流れ
を大きく変えるという期待は乏しいかも知れない。」
Ｍ「まあ昨晩の米GDPが下ブレたことも影響しているが、出尽くし的な要因もあるん
だろう。」
Ｔ「だろうな。出尽くし的な円買い戻しが一巡したら、再び円売りの流れになれば
良いけどな。」
Ｍ「そうだな。とりあえずドル円相場は節目の1ドル80円を維持出来るのか注目だな
。それを切って円高進行していくようだと、日本株には波乱要因となるからな。」
Ｔ「ああ。この状況で円高進行するとヤバイよな。日銀は追加緩和決めたばかりだ
し、目先打つ手が無くなる。」
Ｍ「ある意味、円買い仕掛けやすい状況だといえるかもな。それだけに投機筋の動
向に注意したい。例えば連休中に円買い仕掛けるなんて恐れもあるかも知れない。」
Ｔ「来週から名実共に5月相場入りとなるが、5月相場は波乱無くしっかりとした相
場展開期待したいモンだ。」
Ｍ「5月相場は波乱となることが多いだけに警戒は必要だが、まあ期待したいモンだ
。」
