◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆ 2014/03/29(土)発行
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◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆
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T「今週は久しぶりに堅調だったといえる。」
M「そうだな。じり高気味だが、しっかり上昇して週を終えており、日経平均は
200日移動平均線上に戻してきた。」
T「今週は配当権利落ちがあったものの、それを即日埋める強い動きを見せており
、先週までの弱さから一変した格好だ。」
M「特に目新しい事は無いんだけどな。先週までと何も変わっていない。米国市場
は今週軟調気味だったと言えるしな。」
T「ああ。米国株下げても日本株は上げるという日も何日か見られており、ちょっ
と違うぞ日本株という印象だった。」
M「年度末という特殊要因も絡んでいるのは間違いないだろうな。いわゆるドレッ
シング買いだ。今週はその手らしきの買いが確認されており、多少ならずその影響
はあるだろうな。」
T「確かに。それに配当の再投資という動きも出ているようだ。まあ、毎年この時
期はそう言ったことが言われるんだが、今週の強さ見ると確かに入っているように
も思える。」
M「TOPIXが今週全勝で5日続伸となっている事からも、ドレッシング買いや配当再
投資の動きがあったことを示していると言えるだろう。」
T「5日続伸は今年初めてのことだけに、今後の展開を期待させられる。」
M「そうだな。ただ時期的な特殊要因による買いの影響を考えれば、楽観視は出来
ないけどな。ただ商いは連日2兆円を越えてきているし、見直し意欲は多少なりとも
出てきた可能性はあるのかもな。」
T「ああ。何より今週は新興市場がえらい軟調だった。週末にかけリバウンドの動
きも見せてきたが、個人投資家好みの銘柄に派手に売り込まれたモノ目立つ。」
M「それだけに投資家心理は確かに良くない。そんな状況でのTOPIX5連騰だからな
。ある意味、好感できるといえる。」
T「そうだな。TOPIX堅調続けば、個人投資家の心理悪化も改善してくるだろうし、
新興市場へも好影響が期待できる。」
M「ただ新興市場は派手に下げてきただけにリバウンドは期待できるだろうけど、
リバウンド一巡後は上値は重くなりそうだ。」
T「シコリも当然多いだろうからな。」
M「それもあるが、やはり来週から名実共に新年度入り相場入り、中長期資金が増
えてくることから、そう言った資金は好業績期待の割安株に向かいやすい。」
T「そうだな。新興市場にも好業績銘柄はもちろんあるが、割安と言う銘柄は決し
て多くはない。ある程度の高成長を既に織り込まれている株価水準だけに・・。」
M「ああ。それだけに新興市場には短期資金以外は、まだ入りにくい可能性はある
だろう。リバウンド一巡すれば、短期資金も上値のシコリを懸念して入りにくくな
る恐れはある。」
T「来月後半には決算発表シーズンも始まることから、どうしても業績を意識した
銘柄選別になりそうだ。」
M「消費増税となるだけに、小売や消費系には警戒感もあり敬遠される恐れはある
が、政策期待のある内需株や、米景気好調の恩恵を受けやすい輸出株には見直し買
い強まる期待あるだろうな。」
T「そうだな。ここに来て為替も円安気味に振れてきたことも追い風になりそうだ
。」
M「昨晩は円安へと進行しており、為替市場が結構動いたな。」
T「ああ。米国株もしっかりだったが、それを好感してのドル買い円売りというよ
り、米長期金利だろうな。」
M「そうだな。米長期金利が上昇しており、日米金利差の絡みでドルが買われ円が
売られた。来週は米国で重要な経済指標相次いで発表されるが、強い数字になると
の期待が強いようだ。」
T「だろうな。そろそろ寒波の影響も無い経済指標が出てくると言えるだけに、期
待される。それを先回りして米長期金利が上昇した格好か・・。」
M「まあ、米長期金利の上昇が米国株には重しとなった面もありそうだけどな。」
T「昨晩の米国株はダウ一時150ドル超の上昇となっていたが、その後は上げ幅縮
小してしまった。」
M「ああ。米国は明らかに金融引き締めを徐々に意識してきている。あのFOMC後の
イエレンFRB議長の発言以来・・・。」
T「確かにそんな感じだな。まあ、その懸念が今後更に強まらなければ良いのだが
・・。」
M「そうだな。ただ昨晩は中国への期待も好感されている。中国首相が景気刺激策
を打ち出す可能性を示唆した発言をしており、それが好感され米株買われた面もあ
る。」
T「為替市場もそうかもな。ドル高というよりも円安という印象だ。安全資産と言
われる円が全体的に売られていた。」
M「ああ。それはある意味、リスクオンの動きだといえる。今までは中国経済減速
懸念が重しとなっていた面もあるだけに、昨日の中国首相発言は安心感に繋がった
ようだ。」
T「このまま円安基調続いていけば、日本株には追い風となるんだけどな。」
M「そうだな。取りあえず来週、米国市場で発表される経済指標に注目したい。本
当に強いものが相次いで、米景気拡大期待強まるのか・・。」
T「ああ。ただ、あまり強すぎると、米国株には金融引き締めが更に意識され重し
となる恐れもありそうだが・・。」
M「あと中国だな。中国でも重要な経済指標発表がある。ただこれはある意味、弱
い数字となっても景気刺激策への期待に繋がるだけに嫌気はされない可能性はあり
そうだが・・・。」
T「そうだな。まあ、いずれにしろ来週は火曜日から名実共に新年度相場入りとな
るだけに、好スタート見せて欲しいモンだ。期待したい。」
◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆
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T「今週は久しぶりに堅調だったといえる。」
M「そうだな。じり高気味だが、しっかり上昇して週を終えており、日経平均は
200日移動平均線上に戻してきた。」
T「今週は配当権利落ちがあったものの、それを即日埋める強い動きを見せており
、先週までの弱さから一変した格好だ。」
M「特に目新しい事は無いんだけどな。先週までと何も変わっていない。米国市場
は今週軟調気味だったと言えるしな。」
T「ああ。米国株下げても日本株は上げるという日も何日か見られており、ちょっ
と違うぞ日本株という印象だった。」
M「年度末という特殊要因も絡んでいるのは間違いないだろうな。いわゆるドレッ
シング買いだ。今週はその手らしきの買いが確認されており、多少ならずその影響
はあるだろうな。」
T「確かに。それに配当の再投資という動きも出ているようだ。まあ、毎年この時
期はそう言ったことが言われるんだが、今週の強さ見ると確かに入っているように
も思える。」
M「TOPIXが今週全勝で5日続伸となっている事からも、ドレッシング買いや配当再
投資の動きがあったことを示していると言えるだろう。」
T「5日続伸は今年初めてのことだけに、今後の展開を期待させられる。」
M「そうだな。ただ時期的な特殊要因による買いの影響を考えれば、楽観視は出来
ないけどな。ただ商いは連日2兆円を越えてきているし、見直し意欲は多少なりとも
出てきた可能性はあるのかもな。」
T「ああ。何より今週は新興市場がえらい軟調だった。週末にかけリバウンドの動
きも見せてきたが、個人投資家好みの銘柄に派手に売り込まれたモノ目立つ。」
M「それだけに投資家心理は確かに良くない。そんな状況でのTOPIX5連騰だからな
。ある意味、好感できるといえる。」
T「そうだな。TOPIX堅調続けば、個人投資家の心理悪化も改善してくるだろうし、
新興市場へも好影響が期待できる。」
M「ただ新興市場は派手に下げてきただけにリバウンドは期待できるだろうけど、
リバウンド一巡後は上値は重くなりそうだ。」
T「シコリも当然多いだろうからな。」
M「それもあるが、やはり来週から名実共に新年度入り相場入り、中長期資金が増
えてくることから、そう言った資金は好業績期待の割安株に向かいやすい。」
T「そうだな。新興市場にも好業績銘柄はもちろんあるが、割安と言う銘柄は決し
て多くはない。ある程度の高成長を既に織り込まれている株価水準だけに・・。」
M「ああ。それだけに新興市場には短期資金以外は、まだ入りにくい可能性はある
だろう。リバウンド一巡すれば、短期資金も上値のシコリを懸念して入りにくくな
る恐れはある。」
T「来月後半には決算発表シーズンも始まることから、どうしても業績を意識した
銘柄選別になりそうだ。」
M「消費増税となるだけに、小売や消費系には警戒感もあり敬遠される恐れはある
が、政策期待のある内需株や、米景気好調の恩恵を受けやすい輸出株には見直し買
い強まる期待あるだろうな。」
T「そうだな。ここに来て為替も円安気味に振れてきたことも追い風になりそうだ
。」
M「昨晩は円安へと進行しており、為替市場が結構動いたな。」
T「ああ。米国株もしっかりだったが、それを好感してのドル買い円売りというよ
り、米長期金利だろうな。」
M「そうだな。米長期金利が上昇しており、日米金利差の絡みでドルが買われ円が
売られた。来週は米国で重要な経済指標相次いで発表されるが、強い数字になると
の期待が強いようだ。」
T「だろうな。そろそろ寒波の影響も無い経済指標が出てくると言えるだけに、期
待される。それを先回りして米長期金利が上昇した格好か・・。」
M「まあ、米長期金利の上昇が米国株には重しとなった面もありそうだけどな。」
T「昨晩の米国株はダウ一時150ドル超の上昇となっていたが、その後は上げ幅縮
小してしまった。」
M「ああ。米国は明らかに金融引き締めを徐々に意識してきている。あのFOMC後の
イエレンFRB議長の発言以来・・・。」
T「確かにそんな感じだな。まあ、その懸念が今後更に強まらなければ良いのだが
・・。」
M「そうだな。ただ昨晩は中国への期待も好感されている。中国首相が景気刺激策
を打ち出す可能性を示唆した発言をしており、それが好感され米株買われた面もあ
る。」
T「為替市場もそうかもな。ドル高というよりも円安という印象だ。安全資産と言
われる円が全体的に売られていた。」
M「ああ。それはある意味、リスクオンの動きだといえる。今までは中国経済減速
懸念が重しとなっていた面もあるだけに、昨日の中国首相発言は安心感に繋がった
ようだ。」
T「このまま円安基調続いていけば、日本株には追い風となるんだけどな。」
M「そうだな。取りあえず来週、米国市場で発表される経済指標に注目したい。本
当に強いものが相次いで、米景気拡大期待強まるのか・・。」
T「ああ。ただ、あまり強すぎると、米国株には金融引き締めが更に意識され重し
となる恐れもありそうだが・・。」
M「あと中国だな。中国でも重要な経済指標発表がある。ただこれはある意味、弱
い数字となっても景気刺激策への期待に繋がるだけに嫌気はされない可能性はあり
そうだが・・・。」
T「そうだな。まあ、いずれにしろ来週は火曜日から名実共に新年度相場入りとな
るだけに、好スタート見せて欲しいモンだ。期待したい。」