◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆ 2015/01/31（土）発行
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週も日本株はしっかりとした展開だったといえる。日経平均は2週連続で上昇
し終えた。」
Ｍ「ああ。先週は欧州が量的緩和政策に踏み切ったことで欧米株が上昇し、日本株
も上昇したという印象が強いものの、今週はチト違った。」
Ｔ「そうだな。欧州株は今週もそこそこしっかりだったものの、米国株は弱い動き
となっている。それだけに日本株の上昇は強いといえる。」
Ｍ「米国株が下落して返ってきて、日本株も売り優勢で始まっても、結局買われる
動きになるという日も見られており、日本株の米国株離れという動きになってきて
いる印象だ。」
Ｔ「まあ、完全に米国株離れになるのは無理だろうけど、日本独自の強さが見られ
てきたことは期待できる。」
Ｍ「市場では公的年金資金の買いが強く入ってきているとの見方が多いが、海外勢
による日本株の見直し買いが入ってきたとの声も聞かれた。」
Ｔ「日本では企業決算発表が始まっており、米国よりは好決算が目立っている。そ
れだけに決算が日本株を見直すきっかけとなっている面もあるのかもな。」
Ｍ「ただ単純に好決算銘柄だけが買われているという感じでもないからな。今週
目立ったのは内需株だ。食品や医薬品、小売株などに強い銘柄が目立っていた。」
Ｔ「インバウンドというテーマもあるが、どう考えてもインバウンド関係ないよう
な内需株にも強さが目立つ。」
Ｍ「ああ。長期的に見て、そう言ったセクター株は出遅れていたという面もあり、
ここに来て是正相場になっているとの声もあるが・・・。」
Ｔ「個人投資家や、国内年金資金などの国内勢が買っているとの見方もあれば、海
外勢による買いとの見方も強い。実態は未だに判明していない。」
Ｍ「海外勢じゃないのか。それもアジアマネーとの見方がある。中国など長期資金
が買いに来ているという可能性がある。」
Ｔ「なるほど。確かにその可能性もありそうだ。買い手はともかく、そう言った銘
柄は外部要因の影響を受けにくく、いわゆるディフェンシブ系といえる銘柄だな。」
Ｍ「ああ。今は海外要因がかなり不安定ということで、そう言った銘柄に資金シフ
トしているという向きがいるという見方も出来る。」
Ｔ「そうだな。」
Ｍ「最近は米国株の弱さが目立っており、1月相場は米国株結構な下落となっている
。日本株や欧州株は1月上昇しているのとは対照的だ。」
Ｔ「今後、米国株離れが続く懸念は否めず、そう言った資金が日本株の内需株を買
いに来ているという事か・・・。」
Ｍ「いずにしろ企業決算は米国より日本の方が良いといえるからな。しかも日本は
来期も大幅増益の期待がある。」
Ｔ「米国はドル高が重しとなっている企業も目立ってきており、年内利上げと言う
ことを考えれば、ここから米企業決算の業績拡大も期待薄だ。」
Ｍ「そうだな。増益見込まれても増益率は低下する恐れがあるだろうな。それだけ
に米国市場では長期資金が手仕舞いに動いてきている向きも居るのかも知れない。」
Ｔ「そういった長期資金が米国株を利食いして、日本株や欧州株を買ってきている
という可能性もあるのかもな。」
Ｍ「もしその動きが顕著化してくると、米国株の下落はまだ続く恐れがあるだろう
な。」
Ｔ「だよな。米国株の下落を無視して日本株が逆行高していくなら良いが、さすが
にそこまでのパワーは無いだろうからな。」
Ｍ「まあ長期資金にしてみれば、米国株利食いして、それで日本株も下がるなら、
安く買えるというメリットにもなるけどな。」
Ｔ「いずれにしろ米国株が落ち着かないことには、日本株が上値を追っていくよう
な展開は望めそうもない。」
Ｍ「今週のように底堅さはあっても上値は抑えられるといった感じだろうな。」
Ｔ「昨晩の米国株はあっさりと反落してしまった。朝方発表された10-12月期GDPが
弱かったことが影響しているが、プラスとなる場面も見せていただけに、それだけ
が嫌気されたと言うことでもなさそうだ。」
Ｍ「引けにかけ売られており、週末や月末に伴うポジション調整の動きがあったの
かもな。」
Ｔ「まあ昨日の日本市場でも引けに主力系銘柄にまとまった売り注文が出ていたか
らな。」
Ｍ「ああ。欧州株にも引けにかけまとまった売りが観測されていた市場も多く、や
はりポジション調整の動きがあったんだろう。それならば、基本的には続く売りで
はないと言えるけどな。」
Ｔ「そうだな。米国株がそれだけで売られたなら週明けあっさり戻しそうだが、米
国株の弱さは昨日だけじゃないからな。」
Ｍ「それだけに米国株はまだ暫く不安定な展開が続くと見ておくべきだろう。もし
かすれば更に売り込まれるという事も頭に入れておきたい。」
Ｔ「出来れば大人しくして欲しいモンだが、取りあえず来週も日本では企業決算が
相次いで発表される。それらによって一段と見直し買いが強まれば良いけどな。」
Ｍ「ああ。期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週も日本株はしっかりとした展開だったといえる。日経平均は2週連続で上昇
し終えた。」
Ｍ「ああ。先週は欧州が量的緩和政策に踏み切ったことで欧米株が上昇し、日本株
も上昇したという印象が強いものの、今週はチト違った。」
Ｔ「そうだな。欧州株は今週もそこそこしっかりだったものの、米国株は弱い動き
となっている。それだけに日本株の上昇は強いといえる。」
Ｍ「米国株が下落して返ってきて、日本株も売り優勢で始まっても、結局買われる
動きになるという日も見られており、日本株の米国株離れという動きになってきて
いる印象だ。」
Ｔ「まあ、完全に米国株離れになるのは無理だろうけど、日本独自の強さが見られ
てきたことは期待できる。」
Ｍ「市場では公的年金資金の買いが強く入ってきているとの見方が多いが、海外勢
による日本株の見直し買いが入ってきたとの声も聞かれた。」
Ｔ「日本では企業決算発表が始まっており、米国よりは好決算が目立っている。そ
れだけに決算が日本株を見直すきっかけとなっている面もあるのかもな。」
Ｍ「ただ単純に好決算銘柄だけが買われているという感じでもないからな。今週
目立ったのは内需株だ。食品や医薬品、小売株などに強い銘柄が目立っていた。」
Ｔ「インバウンドというテーマもあるが、どう考えてもインバウンド関係ないよう
な内需株にも強さが目立つ。」
Ｍ「ああ。長期的に見て、そう言ったセクター株は出遅れていたという面もあり、
ここに来て是正相場になっているとの声もあるが・・・。」
Ｔ「個人投資家や、国内年金資金などの国内勢が買っているとの見方もあれば、海
外勢による買いとの見方も強い。実態は未だに判明していない。」
Ｍ「海外勢じゃないのか。それもアジアマネーとの見方がある。中国など長期資金
が買いに来ているという可能性がある。」
Ｔ「なるほど。確かにその可能性もありそうだ。買い手はともかく、そう言った銘
柄は外部要因の影響を受けにくく、いわゆるディフェンシブ系といえる銘柄だな。」
Ｍ「ああ。今は海外要因がかなり不安定ということで、そう言った銘柄に資金シフ
トしているという向きがいるという見方も出来る。」
Ｔ「そうだな。」
Ｍ「最近は米国株の弱さが目立っており、1月相場は米国株結構な下落となっている
。日本株や欧州株は1月上昇しているのとは対照的だ。」
Ｔ「今後、米国株離れが続く懸念は否めず、そう言った資金が日本株の内需株を買
いに来ているという事か・・・。」
Ｍ「いずにしろ企業決算は米国より日本の方が良いといえるからな。しかも日本は
来期も大幅増益の期待がある。」
Ｔ「米国はドル高が重しとなっている企業も目立ってきており、年内利上げと言う
ことを考えれば、ここから米企業決算の業績拡大も期待薄だ。」
Ｍ「そうだな。増益見込まれても増益率は低下する恐れがあるだろうな。それだけ
に米国市場では長期資金が手仕舞いに動いてきている向きも居るのかも知れない。」
Ｔ「そういった長期資金が米国株を利食いして、日本株や欧州株を買ってきている
という可能性もあるのかもな。」
Ｍ「もしその動きが顕著化してくると、米国株の下落はまだ続く恐れがあるだろう
な。」
Ｔ「だよな。米国株の下落を無視して日本株が逆行高していくなら良いが、さすが
にそこまでのパワーは無いだろうからな。」
Ｍ「まあ長期資金にしてみれば、米国株利食いして、それで日本株も下がるなら、
安く買えるというメリットにもなるけどな。」
Ｔ「いずれにしろ米国株が落ち着かないことには、日本株が上値を追っていくよう
な展開は望めそうもない。」
Ｍ「今週のように底堅さはあっても上値は抑えられるといった感じだろうな。」
Ｔ「昨晩の米国株はあっさりと反落してしまった。朝方発表された10-12月期GDPが
弱かったことが影響しているが、プラスとなる場面も見せていただけに、それだけ
が嫌気されたと言うことでもなさそうだ。」
Ｍ「引けにかけ売られており、週末や月末に伴うポジション調整の動きがあったの
かもな。」
Ｔ「まあ昨日の日本市場でも引けに主力系銘柄にまとまった売り注文が出ていたか
らな。」
Ｍ「ああ。欧州株にも引けにかけまとまった売りが観測されていた市場も多く、や
はりポジション調整の動きがあったんだろう。それならば、基本的には続く売りで
はないと言えるけどな。」
Ｔ「そうだな。米国株がそれだけで売られたなら週明けあっさり戻しそうだが、米
国株の弱さは昨日だけじゃないからな。」
Ｍ「それだけに米国株はまだ暫く不安定な展開が続くと見ておくべきだろう。もし
かすれば更に売り込まれるという事も頭に入れておきたい。」
Ｔ「出来れば大人しくして欲しいモンだが、取りあえず来週も日本では企業決算が
相次いで発表される。それらによって一段と見直し買いが強まれば良いけどな。」
Ｍ「ああ。期待したいモンだ。」
