◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆ 2015/03/07（土）発行
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「名実共に3月相場入りとなった今週の日本市場はしっかりだったといえる。」
Ｍ「ああ。たださすがに上値の重さ見られていたな。しっかりと上昇し週末には日
経平均もTOPIXも昨年来高値を更新し引けているものの、今週の上昇幅は限定的だっ
た。」
Ｔ「まあ、週央にやや売られる場面も見られており、一服を入れたからな。それで
もしっかり今週上昇しているし、日経平均は節目の19000円目前まで上げて今週を終
えている。」
Ｍ「ある意味、週央に一服入れたことで、懸念されていた過熱感がやや和らいだか
らな。日経平均はほぼ今週の高値で引けており、TOPIXは高値引けだ。」
Ｔ「今週もクジラと呼ばれる公的買いの観測が流れていた。この高値水準でも依然
として買い姿勢を示していることに驚きとも言えるけどな。」
Ｍ「そうだな。いずれにしろ公的買いが突如入ったりするために、官製相場は続い
ている格好だ。それだけに売りにくさは強いだろう。」
Ｔ「だよな。売っても超短期で買い戻さないと、突如クジラが出てきて踏まされて
しまう恐れもあるわけだし・・・。」
Ｍ「今週の米国市場はナスダック指数が節目の5000ポイント台に乗せている。15年
ぶりであり、2000年のITバブル時に付けた史上最高値が目前となった。」
Ｔ「そうだな。2005年のITバブル時にもナスダック指数5000ポイント台は数えるく
らいしか付けていないからな。確かその時は、5000ポイント台という節目越えたと
ころで天井付けたんだよな。」
Ｍ「ああ。それだけに今回もそうなるのではという警戒もあるようだ。週頭に5000
ポイント台乗せたあとは、ナスダック指数は下落基調となってきている。」
Ｔ「ある意味、達成感と言う奴か・・。それを機に手仕舞い売りに動いてきた長期
資金も多いとの見方もあるからな。」
Ｍ「まあ、どうせなら史上最高値を更新してから利食いに動いて欲しかったが。」
Ｔ「でも。越えていないことで、再度トライしに行くという期待は残る。それが押
し目買いに繋がる可能性もあるだろう。」
Ｍ「ただ昨日発表された米雇用統計で、米株は更に下げてしまったからな。」
Ｔ「そうだな。昨日発表された2月の雇用統計は非農業部門雇用者数が29.5万人増と
なった。市場予測は24万人増程度だっただけに、大きく上ブレた格好だ。」
Ｍ「失業率は5.5%に改善しており、これも市場予測より良かった。」
Ｔ「これをうけ発表直後は日経先物もナイトセッションで上昇したんだが、米国株
には重しとなったようだ。」
Ｍ「ああ。強い雇用統計をうけ為替市場ではドルが買われ円安へと進行した。それ
により日経先物は支えになっていたといえるものの、米国株が寄り後どんどん売ら
れていったからな。」
Ｔ「週末要因もあったんだろうけど、引けにかけて一段安となり、ダウの下落幅は
一時300ドル超となっている。」
Ｍ「引けにかけやや戻したとはいえ、大幅安水準で引けているし、来週の米国株更
に売られるようだとやっかいだ。」
Ｔ「原油や金相場なども大きく売られてしまった。早期利上げにより、そう言った
商品への流入資金も減るとの懸念だ。」
Ｍ「ただ、雇用統計はこの程度のブレ当たり前のようにあるからな。ここまで売ら
れなくてもって気もするが・・・。」
Ｔ「だよな。翌月には大幅に修正されたりもすることも多い。」
Ｍ「ただ失業率が5.5%という約6年半ぶりの低水準まで改善したというのが大きいか
もな。これが早期利上げ懸念を強めた印象だ。」
Ｔ「ああ。かなり可能性が低くなっていた6月の利上げが、再び浮上してきた印象だ
。」
Ｍ「そうだな。実際に6月に利上げする可能性は依然として低いと思われるが、今回
の雇用統計をうけ、やや可能性が出てきたとは言えるかもな。」
Ｔ「あとは今後出される3月、4月、5月の雇用統計次第だろうけどな。」
Ｍ「ああ。雇用統計はしっかりなんだが、他の経済指標にはまだまだ弱い物も目立
っており、それをどう受け止めるかという点も注目される。」
Ｔ「だよな。ある意味、ココで早期利上げに踏み切ってしまえば、米国経済が減速
してしまうという恐れも出てくる。」
Ｍ「その通りだ。恐らくイエレンFRB議長はそれだけは絶対に避けたいはずだ。それ
だけに利上げに踏み切るには、それ相当の覚悟が必要となり、無理して6月に実施す
るかは疑問だけどな。」
Ｔ「ああ。何よりもインフレの懸念が全く見られていない状況だからな。インフレ
の懸念が強まっているなら、遅すぎる利上げはまずいかも知れないが・・・。」
Ｍ「そうだな。それだけに、利上げを焦る必要は無い状況だ。もちろん今後のイン
フレ動向など確認する必要はあるものの、現状で早期利上げの可能性は依然として
低いと言えるけどな。」
Ｔ「まあ取りあえず昨日は早期利上げ懸念で米株は大きく売られた。それをうけ日
経先物も下落して終えているが、週明けどういう展開になるのか注目だな。」
Ｍ「為替が円安で終えているだけに、それが支えになりそうだが、最近は為替と株
価の連動性が乏しきなっているだけに難しい。」
Ｔ「それに来週末にはメジャーSQも控えている。先物主導で荒い展開になる恐れも
あるかもな。」
Ｍ「ああ。依然として大量のロングポジション抱えている外資もあり、その行方が
注目される。ロールオーバーが進めばまだ良いが・・・。」
Ｔ「その点も注目だな。ロールオーバー進まず、SQで決済する向き多ければ、その
後の相場が警戒される。」
Ｍ「とにかく来週もしっかりとした展開見せて欲しいモンだ。」
Ｔ「ああ。期待したい。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「名実共に3月相場入りとなった今週の日本市場はしっかりだったといえる。」
Ｍ「ああ。たださすがに上値の重さ見られていたな。しっかりと上昇し週末には日
経平均もTOPIXも昨年来高値を更新し引けているものの、今週の上昇幅は限定的だっ
た。」
Ｔ「まあ、週央にやや売られる場面も見られており、一服を入れたからな。それで
もしっかり今週上昇しているし、日経平均は節目の19000円目前まで上げて今週を終
えている。」
Ｍ「ある意味、週央に一服入れたことで、懸念されていた過熱感がやや和らいだか
らな。日経平均はほぼ今週の高値で引けており、TOPIXは高値引けだ。」
Ｔ「今週もクジラと呼ばれる公的買いの観測が流れていた。この高値水準でも依然
として買い姿勢を示していることに驚きとも言えるけどな。」
Ｍ「そうだな。いずれにしろ公的買いが突如入ったりするために、官製相場は続い
ている格好だ。それだけに売りにくさは強いだろう。」
Ｔ「だよな。売っても超短期で買い戻さないと、突如クジラが出てきて踏まされて
しまう恐れもあるわけだし・・・。」
Ｍ「今週の米国市場はナスダック指数が節目の5000ポイント台に乗せている。15年
ぶりであり、2000年のITバブル時に付けた史上最高値が目前となった。」
Ｔ「そうだな。2005年のITバブル時にもナスダック指数5000ポイント台は数えるく
らいしか付けていないからな。確かその時は、5000ポイント台という節目越えたと
ころで天井付けたんだよな。」
Ｍ「ああ。それだけに今回もそうなるのではという警戒もあるようだ。週頭に5000
ポイント台乗せたあとは、ナスダック指数は下落基調となってきている。」
Ｔ「ある意味、達成感と言う奴か・・。それを機に手仕舞い売りに動いてきた長期
資金も多いとの見方もあるからな。」
Ｍ「まあ、どうせなら史上最高値を更新してから利食いに動いて欲しかったが。」
Ｔ「でも。越えていないことで、再度トライしに行くという期待は残る。それが押
し目買いに繋がる可能性もあるだろう。」
Ｍ「ただ昨日発表された米雇用統計で、米株は更に下げてしまったからな。」
Ｔ「そうだな。昨日発表された2月の雇用統計は非農業部門雇用者数が29.5万人増と
なった。市場予測は24万人増程度だっただけに、大きく上ブレた格好だ。」
Ｍ「失業率は5.5%に改善しており、これも市場予測より良かった。」
Ｔ「これをうけ発表直後は日経先物もナイトセッションで上昇したんだが、米国株
には重しとなったようだ。」
Ｍ「ああ。強い雇用統計をうけ為替市場ではドルが買われ円安へと進行した。それ
により日経先物は支えになっていたといえるものの、米国株が寄り後どんどん売ら
れていったからな。」
Ｔ「週末要因もあったんだろうけど、引けにかけて一段安となり、ダウの下落幅は
一時300ドル超となっている。」
Ｍ「引けにかけやや戻したとはいえ、大幅安水準で引けているし、来週の米国株更
に売られるようだとやっかいだ。」
Ｔ「原油や金相場なども大きく売られてしまった。早期利上げにより、そう言った
商品への流入資金も減るとの懸念だ。」
Ｍ「ただ、雇用統計はこの程度のブレ当たり前のようにあるからな。ここまで売ら
れなくてもって気もするが・・・。」
Ｔ「だよな。翌月には大幅に修正されたりもすることも多い。」
Ｍ「ただ失業率が5.5%という約6年半ぶりの低水準まで改善したというのが大きいか
もな。これが早期利上げ懸念を強めた印象だ。」
Ｔ「ああ。かなり可能性が低くなっていた6月の利上げが、再び浮上してきた印象だ
。」
Ｍ「そうだな。実際に6月に利上げする可能性は依然として低いと思われるが、今回
の雇用統計をうけ、やや可能性が出てきたとは言えるかもな。」
Ｔ「あとは今後出される3月、4月、5月の雇用統計次第だろうけどな。」
Ｍ「ああ。雇用統計はしっかりなんだが、他の経済指標にはまだまだ弱い物も目立
っており、それをどう受け止めるかという点も注目される。」
Ｔ「だよな。ある意味、ココで早期利上げに踏み切ってしまえば、米国経済が減速
してしまうという恐れも出てくる。」
Ｍ「その通りだ。恐らくイエレンFRB議長はそれだけは絶対に避けたいはずだ。それ
だけに利上げに踏み切るには、それ相当の覚悟が必要となり、無理して6月に実施す
るかは疑問だけどな。」
Ｔ「ああ。何よりもインフレの懸念が全く見られていない状況だからな。インフレ
の懸念が強まっているなら、遅すぎる利上げはまずいかも知れないが・・・。」
Ｍ「そうだな。それだけに、利上げを焦る必要は無い状況だ。もちろん今後のイン
フレ動向など確認する必要はあるものの、現状で早期利上げの可能性は依然として
低いと言えるけどな。」
Ｔ「まあ取りあえず昨日は早期利上げ懸念で米株は大きく売られた。それをうけ日
経先物も下落して終えているが、週明けどういう展開になるのか注目だな。」
Ｍ「為替が円安で終えているだけに、それが支えになりそうだが、最近は為替と株
価の連動性が乏しきなっているだけに難しい。」
Ｔ「それに来週末にはメジャーSQも控えている。先物主導で荒い展開になる恐れも
あるかもな。」
Ｍ「ああ。依然として大量のロングポジション抱えている外資もあり、その行方が
注目される。ロールオーバーが進めばまだ良いが・・・。」
Ｔ「その点も注目だな。ロールオーバー進まず、SQで決済する向き多ければ、その
後の相場が警戒される。」
Ｍ「とにかく来週もしっかりとした展開見せて欲しいモンだ。」
Ｔ「ああ。期待したい。」
