◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆ 2015/07/04（土）発行
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週もギリシャ問題が意識された1週間だった。」
Ｍ「ああ。先週末にギリシャ首相が突如住民投票を行うことを表明し市場を混乱に
陥れた。」
Ｔ「合意間近という状況だっただけに、寝耳に水といった感じで週明けの市場は大
きく揺れ、日経平均寄り付きから400円以上も下げ、その日は600円近くの下落で終
えた。」
Ｍ「既に合意の書類なども、ほぼ出来上がっている状況でのどんでん返しとなった
ようだからな。ギリシャ政府内でも寝耳に水といった感じだったようだ。」
Ｔ「まるで首相が思いつきで決めたような格好であり、債権団側も驚きだろう。」
Ｍ「だろうな。ギリシャは支援プログラムの期限である6月末を住民投票後まで延長
求めたものの、債権団側はそれを拒否し、住民投票阻止しようとしたものの結局期
限到来となってしまった。」
Ｔ「IMFへの返済も結局出来ずだ。その後もギリシャは住民投票取りやめる事も可能
だということを匂わせて、新たな提案をするもドイツなどに一蹴された。」
Ｍ「そりゃそうだろう。さすがに呆れた向きも多いと思われる。ドイツのメルケル
首相なんてカンカンだ。結局はギリシャは交渉を有利に進める為に住民投票を表明
したような感じだからな。」
Ｔ「でも、債権団側も受け入れず、住民投票終わるまでは協議しないことを決め、
結局本当に住民投票やることになってしまった。」
Ｍ「住民投票の問いは緊縮策を受け入れるか否かだ。ユーロ離脱を問うものではな
い。ただEU側には、緊縮策受け入れ拒否ならユーロ離脱の可能性を示している向きも多い。」
Ｔ「それをギリシャ国民が考慮して投票するかどうかだな。緊縮策反対に投じると
いうことは、ユーロ離脱もあり得るということまで考えて投票する人が多いのか、
それは別物と考えて投票する人が多いのか・・。それ次第になりそうだ。」
Ｍ「結局、多くのギリシャ国民はユーロ離脱は望んでいないが、緊縮策はイヤだと
いうことだからな。」
Ｔ「ギリシャ首相は、緊縮策ノーでもユーロ離脱ということではなく、交渉を有利
に進める材料なると言っている。それをそのまま国民が信じて投票するとやっかい
だ。」
Ｍ「そうだな。ただ住民投票の結果が反対多数となれば、債権団側が譲歩するとは
思えない。即ユーロ離脱という話にはならないだろうけど、ギリシャ有利に交渉で
きると言うことにはならないだろうな。」
Ｔ「だよな。となれば市場は波乱必至だな。今週は週明けこそ派手に売られたが、
その後は落ち着き日本株は結構戻してきている。つまり、市場では住民投票は賛成
多数になると見ている向きが多いんだろう。」
Ｍ「だろうな。世論調査では半々で拮抗しているが、実際は賛成が圧勝するのでは
との見方すらある。」
Ｔ「それだけに、もし反対多数となった時の市場へのショックが怖い。」
Ｍ「週明け日本市場が開くまでには結果が出ている可能性が高く、最初に影響をう
けるのは日本市場ということになる。」
Ｔ「まして日本市場は来週SQ週ということもあり、結構大きく動きそうだな。」
Ｍ「良くも悪くもな。流れ的には賛成多数となる可能性が非常に高いといえる。世
論調査の流れを見ると、この一週間で緊縮反対が大きく減り、賛成が大きく増えた
。」
Ｔ「そうだな。それで拮抗状態までになってきており、この流れでは直前になって
賛成が更に増え、反対が更に減るという感じだからな。」
Ｍ「ああ。それだけに蓋を開けてみれば賛成が圧倒的多数になる期待もある。まあ
、そうなりゃギリシャは政権交代だな。」
Ｔ「それはそれで、また面倒だけどな。」
Ｍ「取りあえず暫定政権が決まれば、債権団との交渉が再開できる。ただ債権団と
の交渉でまた揉めるようだとやっかいだが、取りあえず住民投票の結果があるだけ
にギリシャは呑むしかないけどな。」
Ｔ「いずれにしろ日本市場にとっては、やはり賛成多数となる方が好感される。あ
る程度は織り込まれているとはいえ、賛成多数なら日経平均は高値奪取に向かうと
期待する市場関係者は多い。」
Ｍ「そうだな。取りあえず週明けは爆上げと言う期待はあるだろうな。賛成多数な
ら。そうなる公算が大きいと思うが・・・。」
Ｔ「ああ。期待したいモンだ。」
Ｍ「ただギリシャ問題が一段落すれば、中国株安が意識されてくる恐れはある。今
週も大きく下げたが、日本株への影響は殆ど見られていない。ただ今後、影響が出
てくるという恐れは否めないからな。」
Ｔ「そうだな。中国当局も色々と株安を止めようと必至に動いているが、それでも
止まらない状況だからな。かなり深刻だ。」
Ｍ「来週は中国株安も落ち着いてくれれば良いけどな。」
Ｔ「ああ。期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週もギリシャ問題が意識された1週間だった。」
Ｍ「ああ。先週末にギリシャ首相が突如住民投票を行うことを表明し市場を混乱に
陥れた。」
Ｔ「合意間近という状況だっただけに、寝耳に水といった感じで週明けの市場は大
きく揺れ、日経平均寄り付きから400円以上も下げ、その日は600円近くの下落で終
えた。」
Ｍ「既に合意の書類なども、ほぼ出来上がっている状況でのどんでん返しとなった
ようだからな。ギリシャ政府内でも寝耳に水といった感じだったようだ。」
Ｔ「まるで首相が思いつきで決めたような格好であり、債権団側も驚きだろう。」
Ｍ「だろうな。ギリシャは支援プログラムの期限である6月末を住民投票後まで延長
求めたものの、債権団側はそれを拒否し、住民投票阻止しようとしたものの結局期
限到来となってしまった。」
Ｔ「IMFへの返済も結局出来ずだ。その後もギリシャは住民投票取りやめる事も可能
だということを匂わせて、新たな提案をするもドイツなどに一蹴された。」
Ｍ「そりゃそうだろう。さすがに呆れた向きも多いと思われる。ドイツのメルケル
首相なんてカンカンだ。結局はギリシャは交渉を有利に進める為に住民投票を表明
したような感じだからな。」
Ｔ「でも、債権団側も受け入れず、住民投票終わるまでは協議しないことを決め、
結局本当に住民投票やることになってしまった。」
Ｍ「住民投票の問いは緊縮策を受け入れるか否かだ。ユーロ離脱を問うものではな
い。ただEU側には、緊縮策受け入れ拒否ならユーロ離脱の可能性を示している向きも多い。」
Ｔ「それをギリシャ国民が考慮して投票するかどうかだな。緊縮策反対に投じると
いうことは、ユーロ離脱もあり得るということまで考えて投票する人が多いのか、
それは別物と考えて投票する人が多いのか・・。それ次第になりそうだ。」
Ｍ「結局、多くのギリシャ国民はユーロ離脱は望んでいないが、緊縮策はイヤだと
いうことだからな。」
Ｔ「ギリシャ首相は、緊縮策ノーでもユーロ離脱ということではなく、交渉を有利
に進める材料なると言っている。それをそのまま国民が信じて投票するとやっかい
だ。」
Ｍ「そうだな。ただ住民投票の結果が反対多数となれば、債権団側が譲歩するとは
思えない。即ユーロ離脱という話にはならないだろうけど、ギリシャ有利に交渉で
きると言うことにはならないだろうな。」
Ｔ「だよな。となれば市場は波乱必至だな。今週は週明けこそ派手に売られたが、
その後は落ち着き日本株は結構戻してきている。つまり、市場では住民投票は賛成
多数になると見ている向きが多いんだろう。」
Ｍ「だろうな。世論調査では半々で拮抗しているが、実際は賛成が圧勝するのでは
との見方すらある。」
Ｔ「それだけに、もし反対多数となった時の市場へのショックが怖い。」
Ｍ「週明け日本市場が開くまでには結果が出ている可能性が高く、最初に影響をう
けるのは日本市場ということになる。」
Ｔ「まして日本市場は来週SQ週ということもあり、結構大きく動きそうだな。」
Ｍ「良くも悪くもな。流れ的には賛成多数となる可能性が非常に高いといえる。世
論調査の流れを見ると、この一週間で緊縮反対が大きく減り、賛成が大きく増えた
。」
Ｔ「そうだな。それで拮抗状態までになってきており、この流れでは直前になって
賛成が更に増え、反対が更に減るという感じだからな。」
Ｍ「ああ。それだけに蓋を開けてみれば賛成が圧倒的多数になる期待もある。まあ
、そうなりゃギリシャは政権交代だな。」
Ｔ「それはそれで、また面倒だけどな。」
Ｍ「取りあえず暫定政権が決まれば、債権団との交渉が再開できる。ただ債権団と
の交渉でまた揉めるようだとやっかいだが、取りあえず住民投票の結果があるだけ
にギリシャは呑むしかないけどな。」
Ｔ「いずれにしろ日本市場にとっては、やはり賛成多数となる方が好感される。あ
る程度は織り込まれているとはいえ、賛成多数なら日経平均は高値奪取に向かうと
期待する市場関係者は多い。」
Ｍ「そうだな。取りあえず週明けは爆上げと言う期待はあるだろうな。賛成多数な
ら。そうなる公算が大きいと思うが・・・。」
Ｔ「ああ。期待したいモンだ。」
Ｍ「ただギリシャ問題が一段落すれば、中国株安が意識されてくる恐れはある。今
週も大きく下げたが、日本株への影響は殆ど見られていない。ただ今後、影響が出
てくるという恐れは否めないからな。」
Ｔ「そうだな。中国当局も色々と株安を止めようと必至に動いているが、それでも
止まらない状況だからな。かなり深刻だ。」
Ｍ「来週は中国株安も落ち着いてくれれば良いけどな。」
Ｔ「ああ。期待したいモンだ。」
