日本の研究者「満月が大型地震を呼ぶ」

日本の研究者「満月が大型地震を呼ぶ」…科学的立証

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日本の研究者「満月が大型地震を呼ぶ」…科学的立証

[ソウル新聞ナウニュース]

去る12日午後7時44分、慶尚北道慶州市南南西9㎞地域で規模5.8の地震が発生して不安感が増幅した中で、最近日本の研究者は、大規模な地震が満月と関連があるという主張の論文を公開して、学界の関心が集まっている。

一般的に、地震のような自然災害は、一般的な満月ではなくて、スーパームーンと関連づける場合が多かった。
スーパームーンとは月と地球の距離が最も近いときの満月を意味する。
そのため、スーパームーンが接近予定というニュースが聞こえてくるたびに、全世界でさまざまな陰謀論があふれてきた。

しかし東京大学地質物理学研究者によると、スーパームーンではなくて、「普通の」満月が地球を引っ張る重力が強くなると、潮流によって海底に加わる潮力を意味する潮せき応力(tidal stress)も強くなり、地質に影響を与えることがある。

満月のとき、太陽系の天体の位置は、太陽 - 地球 - 月の順である。
太陽と地球と月が一直線のときに満月を見ることができるが、この場合、地球は太陽と月の重力を同時に受けるため、地球の海は満月ではないときよりも大きな潮せき干満の差が発生する。

専門家は、満月が潮せき干満の差に影響を与えるように、海底を含む地球の表面層にも強い影響を与えるだろうと予想したが、これを裏付ける根拠が欠けていた。

しかし東京大学の研究グループが2004年に23万人の命を奪ったインド洋津波と2010年のチリ地震、2011年の日本の歴史上最大の規模だった日本の大地震など近年に発生した大規模な地震の発生と、2週間前の朝夕変形力の変化に注目した結果、潮せき応力が最も強くなったときに上記の地震が発生したことを確認した。

満月が浮かび上がって、地球が月と太陽からの強い圧力を受けて、この圧力が潮せき応力を強くして、断層線を刺激しつつ、大規模地震につながったということだ。

研究を率いた東京大学地球物理学の専門家のサトシ・イデ教授は、「全世界で毎日途切れなく小さな地震が発生している」とし「小さな地震で刺激を受けてきた断層線は、満月が浮かんで太陽と月の重力がかかるときに、大きな地震へと発展する可能性があるという事実が立証されたもの」と説明した。

続いて「今回の研究結果は大規模地震を予測して準備するのに役立つだろう」と期待した。

詳細な研究の結果は、国際的な科学ジャーナル「ネイチャー」の姉妹誌のネイチャージオサイエンス(Nature Geoscience)の最新号に掲載された。