◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆2017.03.04
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週の日本市場は取りあえず上昇となった。」
Ｍ「ああ。今週はトランプ大統領の議会演説があり、それが波乱無く無事通過した
ことが大きい。」
Ｔ「そうだな。まあ目新しいことは何も無かったんだが、過激な発言はなく、大統
領らしさが見られ安心感に繋がったとの事だ。」
Ｍ「まあ演説は取り巻きと事前に作った原稿を読むだけだからな。当然アドリブも
無いだろうし、過激な発言、いわゆるトランプ節は封印したんだろう。」
Ｔ「それもある意味、想定されていたことだが、まさかそのサプライズ全くない演
説で、米ダウが300ドル超も上昇するとは・・。それだけ米国の投資家心理は良いと
言うことか。」
Ｍ「どうだろうな。トランプ大統領の議会演説を好感して買われたというよりも、
あの日は金融株が派手に買われていたことから、米金利上昇が好感された面が強いのかもな。」
Ｔ「確かにそうだな。今週は3月FOMCでの利上げの可能性が一気に高まり、米金利が上昇している。」
Ｍ「ああ。3月FOMCでの利上げは無いとの見方が多かったものの、今週に来て逆転し、今や3月FOMCでの利上げがほぼ確実視されている。」
Ｔ「急速に利上げ観測が高まったきっかけは、やはりハト派で知られるダドリーNY
連銀総裁の発言だろうな。」
Ｍ「そうだな。ダドリーNY連銀総裁は、CNNのインタビューで早期利上げの可能性に
言及した。これが伝わったのが日本時間では3/1の早朝だ。」
Ｔ「それにより3/1の米国では金利上昇し、金融株が爆上げとなり、ダウ300ドル超
の上昇に繋がった。」
Ｍ「ああ。それだけにあの上昇はトランプ大統領の議会演説を好感したというより
、ダドリーNY連銀総裁の発言をうけ金利が急上昇したことが好感されたと言えるの
かもな。」
Ｔ「まあ言うなら、トランプ大統領の議会演説が波乱無く通過したことで安心感に
繋がり、その状況で金利上昇をうけて金融株に追い風となり買い意欲が増したとい
う感じか・・・。」
Ｍ「それだけに今週は為替が大きく円安へ振れる展開となっている。円安が日本株
の上昇にも繋がっていると言えるだろう。」
Ｔ「そうだな。それにより今週はTOPIXが年初来高値を更新した。日経平均はザラバ
中更新する場面も見られたが、それを終値で維持出来ず高値更新ならずだ。」
Ｍ「長く続いているレンジ相場をいよいよ上離れると期待したいんだが、昨日はあ
っさりと垂れてしまい、レンジ内に戻ってきている。」
Ｔ「そうだな。昨日の米国株は小幅高となったが、為替が円高気味となっており、
週明けも期待乏しい感じだな。」
Ｍ「昨晩は注目されたイエレンFRB議長の講演があった。そこで3月FOMCでの利上げを示唆するとの見方から、事前に円安へ振れていた。」
Ｔ「ああ。朝方発表されたISM非製造業景況指数が良かったことも追い風となったん
だろうけどな。」
Ｍ「実際に、イエレンFRB議長は講演で3月FOMCでの利上げを示唆し、これで3月利上確実だとの見方に繋がっている。」
Ｔ「それをうけてドル円は一時1ドル114円70銭台まで円安が進行したんだが、その
後はドル売りに繋がり、円高へと進行した。」
Ｍ「この動きはちょっとショックだな。3月利上げがほぼ確定したにも関わらず円高
へ進行してしまうんだから。」
Ｔ「まあいわゆる出尽くし的な動きで、週末要因もあったんだろうけど、こんな動
きではドル円が1ドル115円超えて円安進行していくには、どうなれば良いんだろう
な。」
Ｍ「ここまで来ても1ドル115円超は遠く感じる。」
Ｔ「ああ。まあ次回FOMCで想定通り利上げされ、その上で更に早期利上げの可能性が示されれば、改めてドル買われ円安へ振れるかもな。」
Ｍ「まあ次の利上げを明言するとは思えないが、声明文や会見がタカ派的な内容に
なれば、次の利上げも早いと市場は受け止めて、ドル買い円安へ行くかもな。」
Ｔ「あとは予算教書か。今月13日頃までに出される見込みとなっているが、その内
容が良ければドル買いに繋がるだろう。」
Ｍ「そうだな。いずれにしろ今の日本株は、更に上げるには円安が必要だといえ、
来週の為替動向が注目される。」
Ｔ「まあ、FOMCでの利上げが確実視されただけに、どんどん円高へ行く事はないだ
ろう。再度円安へ行くかは不透明だが。」
Ｍ「そうだな。来週は週末の雇用統計もあるし、ドルは売られにくいのは確かだろ
う。」
Ｔ「昨晩は出尽くし的にドルが売られて円高へ振れたが、その流れは続かないと期
待したいモンだ。」
Ｍ「まずは来週、日本株が再度上値トライにいけるのか注目したい。」
Ｔ「来週はメジャーSQだけに、先物主導で荒い動きになるかも知れないけどな。」
Ｍ「ただ裁定買い残も多くはないし、意外と大人しく推移するかもな。」
Ｔ「そうなれば、引き続き資金は新興銘柄など小型株中心に集まることになりそう
だ。」
Ｍ「だろうな。昨日までマザーズ指数は10連騰しているし、日経平均JQ平均は16連
騰だ。その割には過熱感の強さは感じられず、まだ行ける期待はあるかもな。」
Ｔ「ああ。期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週の日本市場は取りあえず上昇となった。」
Ｍ「ああ。今週はトランプ大統領の議会演説があり、それが波乱無く無事通過した
ことが大きい。」
Ｔ「そうだな。まあ目新しいことは何も無かったんだが、過激な発言はなく、大統
領らしさが見られ安心感に繋がったとの事だ。」
Ｍ「まあ演説は取り巻きと事前に作った原稿を読むだけだからな。当然アドリブも
無いだろうし、過激な発言、いわゆるトランプ節は封印したんだろう。」
Ｔ「それもある意味、想定されていたことだが、まさかそのサプライズ全くない演
説で、米ダウが300ドル超も上昇するとは・・。それだけ米国の投資家心理は良いと
言うことか。」
Ｍ「どうだろうな。トランプ大統領の議会演説を好感して買われたというよりも、
あの日は金融株が派手に買われていたことから、米金利上昇が好感された面が強いのかもな。」
Ｔ「確かにそうだな。今週は3月FOMCでの利上げの可能性が一気に高まり、米金利が上昇している。」
Ｍ「ああ。3月FOMCでの利上げは無いとの見方が多かったものの、今週に来て逆転し、今や3月FOMCでの利上げがほぼ確実視されている。」
Ｔ「急速に利上げ観測が高まったきっかけは、やはりハト派で知られるダドリーNY
連銀総裁の発言だろうな。」
Ｍ「そうだな。ダドリーNY連銀総裁は、CNNのインタビューで早期利上げの可能性に
言及した。これが伝わったのが日本時間では3/1の早朝だ。」
Ｔ「それにより3/1の米国では金利上昇し、金融株が爆上げとなり、ダウ300ドル超
の上昇に繋がった。」
Ｍ「ああ。それだけにあの上昇はトランプ大統領の議会演説を好感したというより
、ダドリーNY連銀総裁の発言をうけ金利が急上昇したことが好感されたと言えるの
かもな。」
Ｔ「まあ言うなら、トランプ大統領の議会演説が波乱無く通過したことで安心感に
繋がり、その状況で金利上昇をうけて金融株に追い風となり買い意欲が増したとい
う感じか・・・。」
Ｍ「それだけに今週は為替が大きく円安へ振れる展開となっている。円安が日本株
の上昇にも繋がっていると言えるだろう。」
Ｔ「そうだな。それにより今週はTOPIXが年初来高値を更新した。日経平均はザラバ
中更新する場面も見られたが、それを終値で維持出来ず高値更新ならずだ。」
Ｍ「長く続いているレンジ相場をいよいよ上離れると期待したいんだが、昨日はあ
っさりと垂れてしまい、レンジ内に戻ってきている。」
Ｔ「そうだな。昨日の米国株は小幅高となったが、為替が円高気味となっており、
週明けも期待乏しい感じだな。」
Ｍ「昨晩は注目されたイエレンFRB議長の講演があった。そこで3月FOMCでの利上げを示唆するとの見方から、事前に円安へ振れていた。」
Ｔ「ああ。朝方発表されたISM非製造業景況指数が良かったことも追い風となったん
だろうけどな。」
Ｍ「実際に、イエレンFRB議長は講演で3月FOMCでの利上げを示唆し、これで3月利上確実だとの見方に繋がっている。」
Ｔ「それをうけてドル円は一時1ドル114円70銭台まで円安が進行したんだが、その
後はドル売りに繋がり、円高へと進行した。」
Ｍ「この動きはちょっとショックだな。3月利上げがほぼ確定したにも関わらず円高
へ進行してしまうんだから。」
Ｔ「まあいわゆる出尽くし的な動きで、週末要因もあったんだろうけど、こんな動
きではドル円が1ドル115円超えて円安進行していくには、どうなれば良いんだろう
な。」
Ｍ「ここまで来ても1ドル115円超は遠く感じる。」
Ｔ「ああ。まあ次回FOMCで想定通り利上げされ、その上で更に早期利上げの可能性が示されれば、改めてドル買われ円安へ振れるかもな。」
Ｍ「まあ次の利上げを明言するとは思えないが、声明文や会見がタカ派的な内容に
なれば、次の利上げも早いと市場は受け止めて、ドル買い円安へ行くかもな。」
Ｔ「あとは予算教書か。今月13日頃までに出される見込みとなっているが、その内
容が良ければドル買いに繋がるだろう。」
Ｍ「そうだな。いずれにしろ今の日本株は、更に上げるには円安が必要だといえ、
来週の為替動向が注目される。」
Ｔ「まあ、FOMCでの利上げが確実視されただけに、どんどん円高へ行く事はないだ
ろう。再度円安へ行くかは不透明だが。」
Ｍ「そうだな。来週は週末の雇用統計もあるし、ドルは売られにくいのは確かだろ
う。」
Ｔ「昨晩は出尽くし的にドルが売られて円高へ振れたが、その流れは続かないと期
待したいモンだ。」
Ｍ「まずは来週、日本株が再度上値トライにいけるのか注目したい。」
Ｔ「来週はメジャーSQだけに、先物主導で荒い動きになるかも知れないけどな。」
Ｍ「ただ裁定買い残も多くはないし、意外と大人しく推移するかもな。」
Ｔ「そうなれば、引き続き資金は新興銘柄など小型株中心に集まることになりそう
だ。」
Ｍ「だろうな。昨日までマザーズ指数は10連騰しているし、日経平均JQ平均は16連
騰だ。その割には過熱感の強さは感じられず、まだ行ける期待はあるかもな。」
Ｔ「ああ。期待したいモンだ。」
