一般道、速度規制を緩和 5000キロで10~20キロ引き上げ
一般道、速度規制を緩和 5000キロで10~20キロ引き上げ
全国の警察が平成26~28年度、最高速度40キロと50キロ規制の一般道1万9337キロ(8006区間)の車の走行実態を点検し、うち5千キロ(2610区間)で最高速度を10~20キロ引き上げる決定をしたことが3日、警察庁のまとめで分かった。
決定した道路のうち、既に速度変更したのは4394キロ(2336区間)。標識増設なども並行して進めており、事故件数の大きな増減は、ないとしている。残りも随時、変更していく。
警察庁によると、点検対象は、車の実際の走行速度が規制速度より20キロ超か、車道と歩道が分かれて速度差が10キロ超などの道路。40キロと50キロ規制の一般道の総延長は15万5070キロ(25年度末時点)で、引き上げは3・2%に当たる。
40キロから50キロに変更が決まったのは1730キロ(914区間)、40キロから60キロは1176キロ(839区間)、50キロが60キロは2094キロ(857区間)。警察庁は「引き続き、実勢速度と規制速度の乖離がみられる路線の点検、見直しを進める」としている。