観測された謎の物体、太陽系外から飛来した初の天体か=NASA
観測された謎の物体、太陽系外から飛来した初の天体か=NASA
直径400メートルで「A/2017U1」と名付けられたこの物体は、ハワイ大学の研究者が大学の望遠鏡を使って発見。太陽系を周回する天体の軌道のほぼ真上に当たる琴座の方向から飛来するなど、特異な動きを示したことから注目された。
9月2日に水星の軌道のすぐ外側を通過し、その後太陽の強い重力により急カーブを切った。10月14日に地球から1500万マイル(約2414万キロ)の距離に最接近した。
NASAの地球近傍天体研究センターのポール・チョーダス氏は「われわれは何十年も、この日を待っていた。恒星間を移動する彗星や小惑星が存在し、時折太陽系を通過するという理論は長年あったが、探知されたのは今回が初めてだ」と述べた。