女子高生ひき逃げ 目撃の母が1カ月後に車発見し詰問「正直に言って」、犯行認める

女子高生ひき逃げ 目撃の母が1カ月後に車発見し詰問「正直に言って」、犯行認める

兵庫県警加古川署=加古川市平岡町新在家
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兵庫県加古川署=加古川市平岡町新在家
 女子高校生をひき逃げしたとして、兵庫県加古川署は11日、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)と道交法違反(救護義務違反・事故不申告)の疑いで、加古川市の無職の男(68)を逮捕した。事故を目撃した女子高生の母親が約1カ月半後、偶然男を見つけて問い詰め、逮捕につながった。
 逮捕容疑は10月25日午後3時40分ごろ、同市東神吉町神吉の交差点で軽トラックを運転中、横断歩道を渡っていた下校中の女子高生(18)=同市=に衝突して頸椎捻挫などの軽傷を負わせ、そのまま走り去った疑い。「間違いありません」と容疑を認めているという。
 同署によると、車で迎えにきていた母親が走り去る軽トラックを目撃。12月11日午後3時半ごろ、運転中の母親が同市米田町の交差点で信号待ちをしていたところ、前に止まっていた軽トラックに見覚えがあったため、運転していた男に近くの駐車場に移動するよう伝えた。「2カ月くらい前に事故を起こしていないか」「正直に言って」と問い詰めたところ、「(事故を)起こしたような気がする」などと話したため、同署に通報したという。