アフリカ選手を「チンパンジー」呼ばわり 通訳がブログで

アフリカ選手を「チンパンジー」呼ばわり 通訳がブログで

今月3日に行われた別府大分毎日マラソン大会で通訳を務めた50代の女性ボランティアが、アフリカからの招待選手について自身のブログで「チンパンジー」などと表現していたことが分かり、大会事務局は極めて不適切だとして謝罪するコメントを出しました。
別府大分毎日マラソンの大会事務局によりますと、50代の女性ボランティアは、アフリカからの招待選手の通訳などを務めましたが、大会終了後の今月10日、自身のブログで、「原始人とコミュニケーションをしている感覚でした」とか「最初はシャイだったチンパンジー達も、だんだんと心を開いてくれました」などと記述していたということです。

また、選手と一緒に写っている画像には「かわいいチンパンジー達」という説明書きがあったということです。

外部からの指摘で問題が発覚し、ブログは現在閉鎖されています。

事務局が確認したところ、女性ボランティアは投稿したことを認めたうえで「差別的な気持ちも悪気もなかった。軽率なことばづかいを反省しています」と話したということです。

これについて事務局は「ブログの記述は極めて不適切な表現で選手や投稿を見たすべての人に心からおわび申し上げます。今後はボランティアの選任や教育に万全を期します」というコメントを出しました。