WHO、難聴防ぐアプリ スマホで聴覚診断
WHO、難聴防ぐアプリ スマホで聴覚診断
【ジュネーブ=共同】世界保健機関(WHO)は4日までに、難聴になるのを防ぐため、自分の聴覚を診断できるスマートフォンなど向け無料アプリ「hearWHO」を開発し、運用を始めたと発表した。世界では聴覚障害に苦しむ人が増加傾向にあり、予防のための早期診断に役立ててほしいとしている。
利用者はヘッドホンを付け、さまざまな雑音の中、英語で話される3つの数字の組み合わせを複数回聞き取って入力。正答の数によって聴覚の状態が診断される。
WHOによると、世界で聴覚障害のある人は約4億6600万人。2050年には9億人に達するとの試算もある。
WHO広報によると、アプリは現時点では有線のイヤホンでのみ利用可能で、ブルートゥースなどの無線通信では作動しないという。