オプション通信5-22 2010/ 8/18 10:44
今週も先週のポジションを検証して見たいと思いますが、その前にお詫びと
訂正をさせていただきたいと思います。先週と先々週のオプションの価格が4
月限月ではなく、5月限月の価格になっていました。先週までの検証そのもの
には影響はございませんが、お詫びして訂正させていただきます。
したがって、先週、「4月限月、行使価格17,500円のコールオプションを220
円で買い、同じように4月限月、行使価格16,500円のプットオプションを385円
で買って見ましょう。」とした部分は120円のコールオプションと300円のプッ
トオプションに訂正させていただきます。
先週月曜日前場の日経平均先物の引け値は17,220円であり、今週の17,410円
と比べると190円上昇しています。もちろん、買っていれば190円の儲け、売っ
ていれば190円の損となりました。
オプションは、4月限月、行使価格17,500円のコールオプションは220円とな
り、120円で買ったものは100円の儲けとなり、行使価格16,500円のプットオプ
ションは65円となって300円で買ったものは235円の損失、合計では135円の損失
となりました。日経平均が16,500円より下がるか、17,500円より上がる、と予
想したポジションであり、見事に「はずれ」たことになりました。その結果、
いわゆるオプションの「時間的価値」の部分が損失になったということです。
もし、時間的価値の減少が無ければ日経平均の水準がほとんど変わらなかっ
たと考えると120円のコールオプションが300円になり、300円のプットオプショ
ンが120円になる、など合計が変わらなかったのではないかと思われます。実際
には損失が出たように、合計金額が減少(先週のプットオプションとコールオ
プションの合計は120円+300円=420円、今週は220円+65円=285円)しており、
その分が時間的価値の減少として損失になったのです。
来週は「配当落ち」や「新年度入り」と言うことでいよいよ動きが出て来そ
うなので、いったんポジションを組みなおす意味で、損の出ているプットオプ
ションはそのまま持ち(買値300円、行使価格16,500円)、コールオプションを
本日の前場の引け値で利食い(100円の利益)、新たに4月限月、行使価格
18,000円のコールオプションを買い(70円)、「ストラングルの買いポジショ
ンを作って見ましょう。
先週のポジションのおさらいですが、プットオプションは先々週からずっと
持ち越し、コールオプションを新たに買い付けしました。「ストラングルの買
いのポジションであり、16,500円を下回ると300円で買ったプットオプションが
儲かり、18,000円を超えると70円で買ったコールオプションが儲かるものと期
待したポジションでした。
期待に反し、日経平均はほとんど動かない水準で本日の日経平均先物の前場
の終値は17,400円と先週の前場の終値17,410円と10円しか違いません。つまり、
理論上はプットオプションもコールオプションもどの限月のどの行使価格のオ
プションでも「時間的価値」の分だけ、価格が下落しているはずです。また、
日経平均が17,400円水準のときに、行使価格16,500円のプットオプション、行
使価格18,000円のコールオプション、と言うことで大きく「アウト・オブ・ザ・
マネー」の状況にあったことで、もともと「時間的価値」が少ないと思われる
のですが、満期が近いということで「時間的価値」の減少速度が速いという危
惧もあります。
訂正をさせていただきたいと思います。先週と先々週のオプションの価格が4
月限月ではなく、5月限月の価格になっていました。先週までの検証そのもの
には影響はございませんが、お詫びして訂正させていただきます。
したがって、先週、「4月限月、行使価格17,500円のコールオプションを220
円で買い、同じように4月限月、行使価格16,500円のプットオプションを385円
で買って見ましょう。」とした部分は120円のコールオプションと300円のプッ
トオプションに訂正させていただきます。
先週月曜日前場の日経平均先物の引け値は17,220円であり、今週の17,410円
と比べると190円上昇しています。もちろん、買っていれば190円の儲け、売っ
ていれば190円の損となりました。
オプションは、4月限月、行使価格17,500円のコールオプションは220円とな
り、120円で買ったものは100円の儲けとなり、行使価格16,500円のプットオプ
ションは65円となって300円で買ったものは235円の損失、合計では135円の損失
となりました。日経平均が16,500円より下がるか、17,500円より上がる、と予
想したポジションであり、見事に「はずれ」たことになりました。その結果、
いわゆるオプションの「時間的価値」の部分が損失になったということです。
もし、時間的価値の減少が無ければ日経平均の水準がほとんど変わらなかっ
たと考えると120円のコールオプションが300円になり、300円のプットオプショ
ンが120円になる、など合計が変わらなかったのではないかと思われます。実際
には損失が出たように、合計金額が減少(先週のプットオプションとコールオ
プションの合計は120円+300円=420円、今週は220円+65円=285円)しており、
その分が時間的価値の減少として損失になったのです。
来週は「配当落ち」や「新年度入り」と言うことでいよいよ動きが出て来そ
うなので、いったんポジションを組みなおす意味で、損の出ているプットオプ
ションはそのまま持ち(買値300円、行使価格16,500円)、コールオプションを
本日の前場の引け値で利食い(100円の利益)、新たに4月限月、行使価格
18,000円のコールオプションを買い(70円)、「ストラングルの買いポジショ
ンを作って見ましょう。
先週のポジションのおさらいですが、プットオプションは先々週からずっと
持ち越し、コールオプションを新たに買い付けしました。「ストラングルの買
いのポジションであり、16,500円を下回ると300円で買ったプットオプションが
儲かり、18,000円を超えると70円で買ったコールオプションが儲かるものと期
待したポジションでした。
期待に反し、日経平均はほとんど動かない水準で本日の日経平均先物の前場
の終値は17,400円と先週の前場の終値17,410円と10円しか違いません。つまり、
理論上はプットオプションもコールオプションもどの限月のどの行使価格のオ
プションでも「時間的価値」の分だけ、価格が下落しているはずです。また、
日経平均が17,400円水準のときに、行使価格16,500円のプットオプション、行
使価格18,000円のコールオプション、と言うことで大きく「アウト・オブ・ザ・
マネー」の状況にあったことで、もともと「時間的価値」が少ないと思われる
のですが、満期が近いということで「時間的価値」の減少速度が速いという危
惧もあります。